息子が図書館で借りました。「ぜったいたべないからね」(ローレン・チャイルド)と同じ作者だと勘違いしたらしいです。
「心のなやみにこたえます」というシリーズの一冊です。内容的には、子どもにも心配事はあるよ。そんなときはどうする?やってみればこわくなかったね。というものです。
子どもにも心配事があるというので思い出すのは、いとうひろしの「だいじようぶ だいじようぶ」で、同じ問題を扱っていても、お国柄や作者によって大分トーンが違うのだなあという感じを受けました。個人的には、いとうひろしの温かいタッチの方が好きです。
「しんぱいなきもち だれかにはなす。ちょっと、らくになる。」という場面がしっくりきませんでした。女の子がお母さんに話しかけているのに、お母さんは「あとにしてちょうだい!」という対応。お母さんはお風呂から出てきて電話に出ている設定なので、仕方がない気もしますが、もう少し文章に沿った温かい絵にしてほしかったなあと思います。