穂村弘さんの「ぼくの宝物絵本」に載っていた絵本です。
「こんなお店知ってる?」とタイトルが問いかけてきます。
昭和時代にしても、少し珍しいお店が載っています。
この本の巻頭に登場する卵屋さんは、以前、近所にありました!
私の記憶にあるお店とそっくりで、懐かしいです。
店内の品物1点1点が、丁寧に描き込まれているので、興味深くじっくり見いってしまいます。
遠い昔の光景を思い出したり、ちょっと怖くなったり。
作者はつげ義春氏の夫人で、女優をされていたり、多才で波乱万丈の人生をおくられたようです。
一生懸命こつこつと、でも楽しんで描いたのかな?
この絵に込められた情熱が、伝わってくるようです。
「昔はこんなお店があったよ。」という記録としての価値も感じられます。