『ぼくのえんそく』と同じコンビなので、どことなく内容も『ぼくのえんそく』を彷彿とするところがあります。
注射がいやだという意識が霊のようにふわふわと逃避してしまう様が何とも言えず、本当に嫌なんだということが伝わってきます。
息子は注射は仕方なく打つものと、この頃では観念しているようですが、本当に注射嫌いの子に読んだらどうなんでしょうね。
自分だけでないと思うのか?それでもいやだと思うのか?
この絵本のように、一瞬ですむ小さな痛みの注射だったらどんなにいいかなと、子どもの頃を思い出しながら私は読みました。
病院の待合室なんかにこの本があったらどうなんだろう?
嫌がらずに打てるのかな?
嫌なものでも、仕方がないと思えるようになるのは、ある意味子どもの成長でもありますね。
どんなシュチュエーションで、どんなお子さんに読んであげるのが興味のつきない絵本だと思いました。