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ぼくはだれもいない世界の果てで ふつうだと思う みんなの声

ぼくはだれもいない世界の果てで 作:M.T.アンダーソン
絵:ケビン・ホークス
訳:柳田邦男
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2006年10月
ISBN:9784097261513
評価スコア 4
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みんなの声 総数 12
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ふつうだと思う みんなの声から

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  • リゾート地を問う

    魚や蛍や、かつての我が村里を変えてしまったリゾートホテルを思いながら読みました。
    高いお金を出して、集落でタダで出来そうなことをしに来る。
    快楽にはお金をかけても時間をかけられない、それで喜んで帰っていく客に疑問を覚えている。

    後で娘と、世界の果てがいいか都会がいいか話題になりました。
    読む前は全然興味がなかった娘ですが、読み始めるとそれなりに楽しかったようです。


    でも一人で生きるのは変。それを絵本として子どもに伝えるなんて。
    それから自然を感じるのは説明くさい文章ではなく、感覚で伝えて欲しい。
    特に会話文の説明がしつこく読みづらかった。
    そして作者の意見が前に出すぎではないかと思いました。
    読み手に考えさせて欲しかった。怒りさえ感じる、共感する者を待っているようでした。

    でも絵の雰囲気が、たまらなく好き。それと物語の構成がメリハリあって、いいなぁと思いました。

    投稿日:2010/10/18

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    4
  • 実際には、子供が一人で世界の果てに住むなんてありえない設定なのですが、それがこの作者:アンダーソンさんが伝えたいことを象徴しているのでしょうね。

    私はこの話を読んでいて、いわゆるテーマパークと呼ばれ、同じように夢の世界をキャッチコピーにしている施設のことを思い出してしまいました。私がそこに行くと感じる違和感みたいなもの、刹那的な虚構の世界を夢と呼べる人たちに一種の蔑視な感情、それに近いものがこの本には書かれていました。

    どっちがいいかなんて誰も分かりません。本当にその人の価値観によるのだと思います。そして、私自身ですら、この話に出てくる少年のように、たった一人で世界の果てに住み、そこに喜びを感じるなんて、きっとできないと思います。

    でも、造られたエンターテイメントだけではなく、自然と湧き上がってくる楽しさみたいなものも感じられるそんな人間でありたいなと思いました。

    投稿日:2015/01/26

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    1
  • ひとりきりでくらす?

    テーマは 大人には分かると思いますが 本当に一人で生きていくというのはと考えると 非常に難しいと思います
    この男の子は 化石を見つけたり 恐竜の骨をひらって 大きな恐竜作って楽しんでいます 
    たった一人の友達は ラバ・・・
    何だか 淋しい気がして・・・
    丸太小屋もロマンがあって あこがれますが 本当に一人の生活が幸せなのか? 疑問に思いました
    「シマーさん」 ここに 大きなホテルを建てる構想で現代の都会で人間が楽しめる 観光客めあての 遊技センターをつくるのですが・・・
    この人も「まじめくさった 沈黙なんかいらない! あるのは笑いだけです!」

    この人の言ってることも 極端だと思いますし 彼が そこに引き込まれていくうち 友達もできるのですが・・・・

    絵が怖くて 気持ちが良くないのです

    男の子は 「自然の風が恋しいんだ」と世界の頂上で一人でクラスのですが・・・・

    何だか やっぱり しっくりこない絵本でした。
    子供のテーマとしては難しいし 大人の私にも          

     課題がのこる 絵本でした・・・・

    投稿日:2010/03/18

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  • 自然とあそぶ 自然を守る

    • モモ太郎さん
    • 30代
    • ママ
    • 茨城県
    • 男の子7歳、女の子6歳、男の子5歳

     誰もいない森の中でひとりきりで暮らしていた少年。
    大自然の中で、たった一人。

     この物語の設定にはじめ驚かされた。
    人間って一人では生きていけないよですよね。
    孤独も寂しさもなく、ただ大自然の中に暮らすすばらしさが描かれてる。

     しかしこの「世界のはて」という立地に目をつけた者によるレジャー開発で、次々と自然が壊され、快楽の地へと変貌していく森。
    少年も初めて友人が出来、共に遊んで暮らしていくが・・・

     有名な絵本「ちいさいおうち」の現代バージョン、というのが第一印象。
    話の内容から、かなり今現在に近いのでは?って思ってみたら、やはり2006年秋の出版。 納得。

     ラストはまた少年が安住の地を見つけるのですが、あれだけ楽しい思いをしてから、またひとりで暮らせるのだろうか?と少し疑問に思いました。

     かなり長く淡々としているので、子供には難しかったようで、あまり興味を示しませんでした。
     どちらかというと哲学的で、大人向けの絵本です。

    投稿日:2007/07/24

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