レーナとマックスの兄弟は、めすの子犬モリーを飼っています。今日は大晦日、そして花火をする事になりました!でもモリーは大きな音が大の苦手・・・そして案の定花火の音に驚いてどこかに行ってしまいます。
この絵本のストーリーは正直ふつうです。でも私が印象深く感じた場面、それはレーナ達がモリーを探す途中で訪れた保健所のシーン。行き先のない犬たちが寂しそうな顔でオリに入っているところを見て、レーナは悲しくなってしまいます。
ペットを飼っているこどもさんはたくさんいると思いますが、野良犬や野良猫にどう接しているでしょうか?ペットは大切な家族の一員だって分かっているけれど、彼らの仲間である野良の犬や猫たちにはどうしても冷たくなりがちな現在・・・優しさを育てたい時にぴったりの絵本です。
私も以前猫ちゃんを飼っていました。でも亡くなってしまい、静けさという今まで考えてもみなかった事実に言いようのない寂しさを覚えたものです。レーナやマックスが必死にモリーを探す姿、胸がきゅんとなりました。