国には伝統の工芸品があります、 タイの山あいには 何百年も傘を作り続けているのです。
お父さんが 木と竹で骨をつくり おばあさんが和紙を作り 絵付けはお母さん みんなが分業で作る傘 伝統の傘が 守られているのですね!
お正月には 王さまが 傘の女王を選ぶというのです
みんなは この行事を励みに 腕を磨いて 絵付けをしているのでしょう(伝統を守ることの大切さを 教えてもらいました)
ここに登場するヌットという少女は、お母さんの絵付けをマネしてお母さんと変わらぬくらい上手く絵付けしました
お母さんもお父さんも ヌットに絵付けをさせるのです
子供にこうして伝統の傘の絵付けを伝えているのが よく分かります(親は子供を信じて伝えていくのですね)
ヌットは 絵付けをしているうちに 花と蝶だけでなく ぞうの絵を書くのですが、そのぞうの絵が 生き生きと 動きがあっておもしろい!
すごく楽しくなりました!(私なら ぞうの傘がほしいな〜)
王さまは 傘の女王にヌットのぞうの絵を選ぶのです!
花と蝶の絵付けは伝統です。 ヌットは それを分かっているのです。
だから 小さな傘にぞうの絵を書くのでした。 王さまの目に止まり
ぞうを描いたのはなぜか? 聞かれたとき 「わたしは ぞうが すきなのでございます」
王さまは この言葉に感動したのですね!
「この子は こころから 絵付けをしたので女王にえらびます」と
すばらしい! 王さまですね
こうして また ヌットの絵付けも 伝統の中に入り広がっていくのでしょうね
新しいものを取り入れることも 伝統を守ることにつながると思いました
良い絵本に出会いました
絵がとてもステキで、傘の絵も 村の風景も気に入りました
長い話ですが 高学年の子供たちには読んであげたいお話です!