元気いっぱいの息子は寝る直前まで動き回っていて、なかなか落ち着いて寝かすことができなかったので、おやすみ前にゆっくりと読める絵本を探していた時に見つけました。
優しくて柔らかくて思わずぎゅうっとしたくなる絵に私自身が一目ぼれして購入しました。
身体の隅々に「おやすみ」と語りかけ、絵本の子猿と息子の両方をなでながら読むと、息子も落ち着いて絵本を見ています。
最後に息子は裏表紙の子猿をなでて、彼自身も子猿を寝かしつけている気になっているようです。
読み続けて1か月近くたった日のことです。
眠たいはずなのにまだまだ遊びたい息子はおもちゃを持って部屋の隅で布団に入るのを拒否していました。
私一人布団に入り、絵本を見せながら息子に届くかどうかの小さめな声で読んでいました。
前半はチラチラとこちらを見るもののおもちゃで遊び続けていましたが、「おーい」とまだ起きている身体の場所を探すシーンでかけよってきて、少しだけ見えている子猿を指差しました。
息子の中では少しだけ見えている身体が起きている場所と把握していたのかと笑ってしまいました。
そのあとはいつものように一緒にゆっくりと絵本を読み、裏表紙になでなでをして、寝る気持ちになったようでした。
毎日読んで「この絵本が始まったら寝る時間」と息子の中でも定着してもらえば寝かしつけもゆったりとできるのかなと期待していたのがついに実現してきたので、買って良かったと思っています。