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7件見つかりました
ピーター・シスの自伝絵本としり、読んでみました。冷戦下にチェコスロヴァキアで育ったピーター・シス。自由を制限されると知っていても、ここまでひどかったのか、と恐ろしく思います。そんな過酷な環境での半生とともに、当時の歴史までが、細かく描かれた絵と、当時の日記もはさまれて、わかりやすいです。そして、読みながら、今のウクライナの状況を重ねてしまい胸がいたくなりました。羽のついた自転車で飛ぶ少年の絵が、心に強く残りました。読めてよかったです。
投稿日:2022/03/31
ピーター・シスの自伝絵本です。 チェコに生まれたピーターは、自由主義国家と共産主義国家の鉄の壁の近くにいて、自由への憧れを基盤に、共産主義の厳しさに疑問を投げかけています。 ピーター・シスの絵本を読む上で、重要な1冊だと思います。
投稿日:2019/02/02
ピーター・シスさんの自伝的絵本。シスさんは、1945年から始まった冷戦の頃に東側陣営のチェコスロバキアで生まれました。その後、どのような環境の中で育ってきたか、生きてきたかが描かれています。 自由や人権がいかに貴いか、そして、どれほど容易く それらが踏みにじられていくかがわかります。そして、為政者がどんなに自由を禁じても、人々はそれを求め、やがては手にしたことも描かれています。自由の息吹が入り込んでくると、世界は色づきます。色づいたり、でもまた、黒と赤の世界になったり・・・。いろんなことが繰り返されて、今があります。 そう、壁は壊れました。壁はいりません。いつまでも自由と人権が守られる世の中でありますように。描きたいものが描ける世の中でありますように! ご自分が経験してきたことを、画家である自分ならではの方法で伝えようとした、力作の絵本だと思います。
投稿日:2016/04/13
チェコに生まれ、時代に翻弄され乍ら、常に描き続けたピーター・シスの 壮大な自叙伝です。 子ども時代も含めて、膨大な数の絵で構成されているので、一つ一つ が、切手のように小さくなっていますが、どれも愛おしくて、外せなかった ということはよくわかります。 細かな線の一つ一つに、見たものは、すべてとどめておこうという、強い 意志がにじみ出ている気がします。 絵を描くことは、自分を支えることであり、世界を見つめることであり、と りもなおさず、生きていることの証であったのでしょう。 そしてそれは、そのまま貴重な歴史の記録となって、私たちに、自由や 平和について、考えさせてくれるのです。
投稿日:2015/01/28
私が小学生だったころ、ベルリンの壁が崩壊した。 遠い国の出来事を連日テレビで報道されるのをただなんとなく見ていた記憶がある。 この絵本は、その「かべ」が崩壊するまでの作者の記憶である。 物心ついたときから絵を描く事が好きだったけど、学校では好きなモチーフの絵は描けなくて、家の中だけで描いていた・・・など。 日本に住んでいる私たちには経験のないこと。 政治家たちへの不満も口にできる。 好きな服を着て、好きな音楽を聴ける。 生まれた時から、ある程度の自由が保証されて育った私には 作者の境遇がどれほど厳しいものだったか・・・ 想像しがたい。 ただ、常に心の中で夢を描き続けること。 その執念にも似た想い。 たぶん、今・・・ 私にはそれが足りないのかもしれないと自分を省みる。 この絵本には小さい頃からの自身の境遇を淡々と受け止めて生きる 作者の潔さのようなものが感じられて読んでいて息苦しくならない。 おそらく、こういったテーマの場合、暴力模写や、憎しみが充満している場合が多く読んだあとに苦しくなるものが多い気がする。 これは、人にも勧めやすい。 息子のためにも絵本棚の端に置いておこうと思う。 小学生になったら読む日がくるだろう。
投稿日:2011/11/23
2008年のコールデコット賞オナー賞受賞作品。 原題は、「The Wall: Growing Up Behind the Iron Curtain」 舞台は、第二次世界大戦後、冷戦時代のチェコスロバキア。 アメリカに亡命した絵本作家ピーター・シスが、冷戦下のチェコスロバキアでの生まれてからの世界を描いた異色作とも呼べる作品です。 ものごころついてからずっと、絵をかくのがすきだった。 はじめは、いろいろな形。 やがて、人をかいた。 家では、なんでもすきなものをかいたが、 学校では、かきなさい、といわれたものをかいた。 戦車をかいた。 戦争をかいた。 教わったことに、何の疑問ももたなかった。 やがて、教わらないこともあると知った。 という文が、それぞれの絵の下にあります。 絵は、コマ割で描かれていて、どういう事象があったのかが、詳細に描いています。 モノクロに、共産主義のシンボルである赤旗や星が赤で、実に象徴的な構図となっていて、胸を打たれました。 また、所々に、私の日記と称されたピーター・シスの日記のページがあります。 日記のまわりには、当時描かれた絵や写真が散りばめられていて、その世相や、如何にシスが絵が好きだったのかが伺い知れます。 それほど歴史を遡ることなく冷戦下の世界が存在していたことを思い起こすと、今の日本で生活していることの幸せを改めて認識させられます。 平和ボケと言っても過言ではないかも知れません。 こういう史実を伝えること、翻って知ることは、現代を生きる私達にとって必要なこと。 また、伝えていかないと、風化してしまいます。 書籍で知ることも必要ですが、こんな絵本という形式は、史実を伝えると言う点において、実は優れているのではないかと思いました。 その生活が、実に分かりやすく描写されています。 さらに、この絵本が良いのは、ピーター・シスが、常に現状に対して考え疑問を抱き、希望を持ち続けた人物であったと言う点。 この視点があるからこそ、作品が活き、読む人の共鳴を得ることが出来たのだと思います。 対象年齢は難しいですが、中学生くらいからでしょうか。 歴史を考える上で、貴重な副読本としてオススメできる作品です。
投稿日:2011/03/26
ピーター・シスの自伝だそうです。 「モーツアルトはおことわり」と同じ時期に読んだので、この絵本も私にいろいろと考えさせる機会をくれました。 チェコの鉄のカーテンの時代のことはよく知りませんでしたが、この絵本は絵だけ追っていってもわかります。 プラハの春と呼ばれた時代には、色が華やかであるのに対して、弾圧されていた時代には白と黒と赤のみだからです。 戦後生まれの私には、父や母からその時代のことを聞く機会がありました。 でも、今の息子の世代はこれからどうやってその時代のことを知っていくのか?ということを最近考えます。 語り継いでいかなくてはいけない内容ではあるので、それはやはり親としても考えるところです。 自分に描きたいものがあり、一度自由な世界を知ってまた弾圧があったら、私としてはどう生きるのだろうと考えました。 自由のありがたさや平和のありがたみを感じられる国に住んでいるからこそ、やはり考え続けなくてはならないのだろうと。 まだまだ考えは簡単にはまとまりませんが、これからも知らないことを知りながら考え続けていくのだと思います。
投稿日:2011/01/20
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