中1が主人公で、いろんな生徒の視点で物語を紡いでいる。
前期のほうは中学くらいって、こういうわけわからないことするよなー、と思いつつ、読みました。小学校高学年でもいいかも(ただし前期、についてのみ)。
ただ、後期のほうはちょっと難しい。彼氏とつきあいはじめたハーフの女の子に対して、親友が、まだセックスしないように、その子の処女をかけてマラソンに挑みます。親友の貞操を守るため、大切にしてもらっているか確認してからにしてほしい、という友情は感じます。が、、、、ちょっと子供に読ませるには、「処女って何?」からうまく説明していかないといけないわけで。そして、マラソンで足の速いアリスが勝てば、中1なのに恋人と性行為をして良いというお墨付きがもらえるような雰囲気になってしまいます。
小学生の娘にはまだ早いなあと思いました。
他のエピソードは、委員になりたいきばりすぎな女の子、ひきこもりの女の子がピアノ演奏のために登校しはじめる話、悪口ばかりブログに書く女の子、嘘つきの男の子をまともにするために知恵をひねるおじさんぽい男の子、介護施設で感銘を受ける男女、、、
いろんな話があり、なかなか良いのですが、よませる時期だけ要検討です。