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ヨーンの道」 みんなの声

ヨーンの道 作・絵:下嶋哲朗
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,046
発行日:1979年
ISBN:9784652020036
評価スコア 4.4
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みんなの声 総数 4
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  • 女の一生

    沖縄石垣島の女の人生物語です。貧しい暮らしの中で、太平洋戦争の時代を過ごし、日本への復帰前の凄まじい時代を過ごして慟哭にもにた独白が続きます。
    これがフィクションだということも、男子が書いたことも、にわかには信じられないほど、気迫に満ちていました。

    投稿日:2023/08/13

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  • 強く、たくましく、生き抜いたおばあの話

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子9歳、男の子6歳

    この本を初めて読んだ時、ものすごく衝撃を受けました。
    沖縄のおばあの、若かりし日々の苦労の連続がつづられています。
    石垣島は、私もバカンスで何度か遊びに行きましたが、あの素晴らしく素敵な島で、こんなに辛い思いをして、必死に生き抜いてきた女性がいたことに、とても驚きました。
    今でさえ、夜ともなれば、島の山は真っ暗な所で怖いものです。昔は、尚のことだと想像できます。
    その暗闇の中を毎日毎日、家族のために必死に走り続け、看病し続け、布団で寝ることなど皆無だったのです。
    家までたどり付いても、布団まで行く元気が残っておらず、毎日縁側で寝てしまうということに、ひどく衝撃を受けました。毎日布団で寝ている私には、本当に信じられない驚きだったのです。
    しかも、追い討ちをかけるように、病人に対する周囲の冷たい偏見の目にさらされ、決して誰も頼ることもできなく、それでも絶対にくじけることもなく耐え抜いた姿は、本当に感動の一言では、言い表せないくらい複雑な気持ちになりました。
    こんな風に強く生き抜くたくましさを、現代に生きる私たちも見習わなければいけない。
    でも、はたして私が同じ立場にたった時に、同じことができるでしょうか。私には、とてもできそうもありません。
    ヨーンへの道、それは獣道でした。
    自分が、いかに恵まれていて、幸せであるかを嫌でも実感してしまいます。
    こんなどん底の中で生き抜いたおばあが、この本に描かれた時には、幸せそうに歳を重ねていることに、とても安心しました。
    絵本としては、長いお話です。生きる姿勢を描いた、訴えるものの強いお話なので、小学高学年から、中学、高校、大人までに読んでもらいたいな、と思いました。

    投稿日:2006/11/23

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  • 戦争の不条理

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子11歳、男の子8歳

    「ヨーン」とは石垣島の言葉で「夜」。
    その、昼でも暗い18キロの道を裸足で必死に走り続けた女性の半生。
    夫を戦争にとられ、5人の子をかかえ、必死に働いて町へ物を売りに走る・・・
    戦地から戻った夫は負傷して働くことができず、結核も患っていたため、
    家から10キロ離れた小屋へ寝かせておいての看病や食事運びも加わります。
    夜中に疲れ果てて帰宅し、縁側で泥だらけの足を投げ出したまま寝て、
    朝3時には起きるという生活。
    9年後に夫の最期を一人で看取り、子どもたちと荼毘に付す場面はもう・・・
    悲しみでなく、怒りで心が爆発しそうでした。
    この本を貸してくれた友人に感謝しています。
    そして、この怒りを何か行動に移そうと思います。
    遅いかな?遅くはないですよね?
    読んで、知って、怒ってるだけでなく、
    声をあげなきゃ、何も変わらない。

    投稿日:2006/11/22

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  • 戦争

    • モリヘイさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    ちょっとうちの息子達には難しい本です。はじめから絵で怖がっていましたから。かなり高学年の子供でも読書の対象になると思います。でも一番の犠牲者が庶民だということはとても感じられます。

    投稿日:2002/06/14

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