「リサのすてきなスカーフ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

　リサシリーズを読み続けてきた５歳孫娘、この絵本にはだまりこんで聞いていました。
　今回はちょっとリアル過ぎたかも。

　とういうのも、なかまはずれもシラミも孫娘の保育園生活で現在進行形の体験だから。
　「きょう、なかまはずれになっちゃった」は孫娘の最近のつぶやきですし、「シラミがはやっています」は先日の保育園だよりに載っていたことです。　

　むろん、この絵本を読んだ日のシャンプーは、　丁寧に、そして「○○ちゃんにシラミがいるの」という孫娘に、パラディせんせいよろしく「シラミがわくのは不潔だからじゃない。シラミって移りやすいから、誰にわいてもおかしくないの」とフォローしました、が。

　ところで、意地悪したベルティーユがみずぼうそうにかかった最終ページ、孤独を体験したリサが、「ざまーみろ」とも見えますが、「かわいそう」と同情していると見えなくもありません。
　リサはどっち？　そして読み手のあなたは？
　「リサシリーズ」真骨頂の１冊ではないでしょうか。

シラミって清潔不潔に関係なく，とても移りやすいようですね。なのでリサが悪いわけでもないのです。
でも，いざ自分の頭にもシラミが，そしてそれを友達たちに知られてしまう。これは子供心にぐさっとくると思います。
そしてからかったりする子もいるのも現実で。
子供の世界を見せつけられる絵本でした。子供って時に残酷ですからね（苦笑）。

リサとガスパールは縫いくるみのようでかわいくて好きです。
シラミが流行っている合図がしらみのお人形と言うのがおかしかったですが、
なかなか深刻な問題がテーマでした。
リサのあたまにシラミの卵がいたことで、
ベルティ―ユに意地悪されたお話です。
シラミがいなくなったお祝いに、ピンクのスカーフを買ってもらったリサでした。

リサはそんな風には思ってはいないでしょうが…。子供って時に残酷ですが、こういう事はしちゃいかんわー、と思いました。学校に飾ってあったシラミ人形のインパクトが結構凄いですね。外国ではシラミって一般的なんでしょうか？

この絵本初めて見たときシラミのお話でびっくりしましたが、近所の幼稚園や保育園でシラミが流行っていたので、これから娘を幼稚園に通わせる私にとってとても参考になりました。
シラミになっている子のことをうわさしたりからかったりする子や仲間はずれにしてしまう子もいれば、かばう子もいる。
シラミになってしまった子をささえる家族のあり方、先生のあり方が上手に描かれていて読めば読むほどこの本の奥の深さを感じました。
娘もとても気に入り、何度も読み返しています。
おねえちゃんのビクトリアは「これじゃ髪の毛が痛んじゃうわ」と相変わらず笑わせてくれました。

学校の入り口にぶら下がっているシラミ人形に笑えました。ちょっと不

気味なんですがなんともユニークな可愛いお人形です。

リサが困っている時にはやっぱりパパ、ママの愛情がとても感じられて

よかったし、ガスパールもやっぱりリサにさり気ない思いやりのある

言葉もよかったです。

シラミがうつるからといってもやっぱり一人だけお誕生パーティに呼ば

れないのは傷つくと思いました。

どの年齢でも仲間はずれにされるのは嫌だなあってつくづく思いました

リサのスカーフはとってもお似合いで可愛かったです。

アングットマンさんの作品だったので選びました。表紙は緑とピンク色の色のコントラストが実に素敵でした。今回はリサの行動よりもリサの先生と御父さんの対応が気に入りました。先生は心の中が分かる素晴らしい人だし御父さんはリサを慰めるでもなくリサの友達を責めるでもなく”そんなこと忘れてしまいなさい”と娘に声をかける。そんな素敵な人たちに囲まれて幸せだなと思いました。心の優しい人たちに囲まれて暮らせば本当に幸せ頭委事が伝わってくる絵本でした。お祝いは誕生日や記念日だけでなくリサのお母さんの様な祝い方も素敵だなと思いました。私も真似したいと思いました。

去年、近くの幼稚園でシラミがはやってるという話を耳にしました。
昔の病気、というイメージがありますがそうでもないんですね。
しかも、フランスでもはやるんだあ、となぜか意外でした。
「意地悪をすると、しっぺ返しがあるよ」みたいな結末で、爽快です。
裏表紙の、スカーフを巻いたリサがお人形の髪をブラッシングしている絵がとてもかわいらしいです。
友情・親の優しさが伝わってくるすてきなお話でした。