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希望の牧場」 みんなの声

希望の牧場 作:森 絵都
絵:吉田 尚令
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,815
発行日:2014年09月09日
ISBN:9784265006335
評価スコア 4.83
評価ランキング 172
みんなの声 総数 17
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  • そんなことを出来る人がいるなんて

    東日本大震災の津波で原発施設から放射能が漏れ出し、その影響で、施設から半径20キロ圏内の住人は立ち退かざるをえなくなりました。
    それでも、その地域に残った人がいます。
    理由は、放射能を浴びてしまった肉牛を育てるため。

    上記のことを、私は初めて知りました。
    「希望の牧場」は実際に存在していて今も活動していることも、初めて知りました。
    そういうことの意味を求めた時、自分は牛飼いだからと返事することに、強さを感じます。
    価値のなくなった牛を放っておけなかったことに、優しさを感じます。
    そんなことを出来る人がいるなんて。
    自分のことしか考えていない自分を、恥ずかしく思いました。

    投稿日:2023/03/20

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  • 牛だって命がある!

    ”「牛飼い」は、牧場で、牛の世話をして、暮らしている。

    それが牛飼いだよ。かんたんだろ?”

    牛飼いだから、だれもいなくなった町の牧場に、オレは残った。

    そりゃ放射能は怖いけれど、しょうがない。

    だってオレ、牛飼いだからな。

    牛の命を見殺しには、出来ないのだと思いました。

    投稿日:2019/10/22

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  • 希望の牧場・ふくしま

    子供は「原子力発電所って何?」「放射能?」「肉牛って?」「原発事故はどう言うこと?」「立ち入り禁止?圏内?汚染?」と、まぁ、聞きなれない言葉の連続なので質問攻めしていました。

    大人は、かなり重いテーマのお話なので、読み進めるにつれ、心に刺さるというか、ボキャブラリーの少ない私は、この気持ちをどう言葉にすれば良いか分からない、そんな思いで読みました。
    実際にある牧場のお話を元にされているとのことなので、この牛飼いさんも実在の方がモデルなのかな、と思います。そう考えるとやりきれない気持ちになります。

    個人的には、幼い子供だけではなく小中高生や大人にも読んで欲しいです。

    投稿日:2015/02/06

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  • まずは、読んでみてください

    新刊コーナーにありました

    森さんの作品だ!と
    安易に手に取りましたが
    実に、テーマが重かった

    正直、感想を書くのも
    躊躇いました

    何度、読んでも
    頭の中、心の中が整理出来ません

    震災がなくても
    第1次産業の衰退や
    地方の人口減少
    少子高齢化の問題はありました

    それが、目に見えない「放射能」により
    もっともっと酷いことになってしまってて

    朴訥と喋っているような
    東北人らしい喋り口のような
    文章に
    なんとも、せつなく感じたり

    動物にも申し訳なさを感じたり

    大変な中で
    翻弄されている人達や
    信念を通そうと頑張っても
    周囲の目が気になったり

    本質、意義がなんなのか

    わからなくても
    「オレは牛飼いだからな」
    のセリフに、ぐっときます

    絵は、「パパのしごとはわるものです」の吉田尚令氏
    とても、素敵で
    重苦しい場面も
    犬や安心しきった猫の様子や
    自然の素敵な様子に
    ホッとします

    9月30日に第1刷で
    11月15日には、2刷
    ということは、皆さん、購入して読まれているんですね
    この絵本を紹介し
    微力ながら、応援したいです

    *この絵本は、福島第一原子力発電所の警戒区域内に取り残された「希望の牧場・ふくしま」のことをもとにつくられた本で、その希望の牧場・ふくしまでは、餌不足の問題が深刻化しているとのこと。でも、牛たちをいかすための取り組みが続いていて、この絵本の売り上げの一部は、その活動資金として寄付されているそうです

    まずは、手にとって読んでみてください

    投稿日:2014/11/23

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  • 牛飼の意地

    肉牛を育て、売ることで生計を立てていた吉沢さんは、あの東日本大震災の福島原発事故で、環境が一変してしまいました。
    放射能汚染のために、立ち入り禁止地区となった牧場には330頭の牛がいます。
    牛たちのためには立ち退くわけにはいかない。
    苦難の生活に追い打ちをかけるように、牛を殺処分するようにとの命令が出されました。
    牛飼にとって、すべてを捨てろというに等しい指令。
    吉沢さんは牛たちの命を守ることを決意しました。
    かつては、育てた牛を肉牛として売っていた自分と、無意味な死を否定する自分は同一人物です。
    逆境に立ち向かう吉沢さんの基に支援者が集まり始めました。
    「希望の牧場」と呼ばれるようになった牧場の物語。
    絵もお話もすごいけれど、これが事実であることが何よりすごいと思います。

    投稿日:2014/11/19

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  • 全く同じ風景が、

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子2歳、男の子0歳

    放射能を浴びたものになるだけで、全く違う風景になる。話し言葉があえて乱暴な感じなのが余計泣けてきます。考えて、答えが出なくても、意味がなくてもここにいる「牛飼いだから」。絵も文も、心にズシリときます。是非読んで。

    投稿日:2014/10/31

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  • 忘れてはいけない

    森絵都さんが、悲しいだけのお涙頂戴話になんかしないと作った
    この絵本。テーマは重い。
    でも、これが今の福島の現実で、
    それを絵本という形にしてくれたことは
    とてもありがたいことだと思う。
    もう福島は大丈夫みたいなことを言う世の中。
    被爆とか何?みたいな。
    でも、絶対に忘れてはいけないことが
    この絵本には描かれている。
    お涙頂戴ではない。現実。つきつけられる。
    これからこの希望の牧場がどうなっていくのか…。
    魂の叫びが子どもたちに届きますように。

    投稿日:2014/10/15

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