おかあさんと、かさやさんに行った女の子、おかあさんは、ももいろのかさがいいわねと言ってくれました。でも、女の子は、
「あおがすき。だって、はれたひのそらのいろよ。」
さっそく、あたらしいかさをさして、おでかけです。
「わたしの かさは そらの いろ あめの なかでも いい てんき」
うたっていると、
「いーれて いーれて いーれて」
どうぶつたちがやってきます。むしもとりも、そして、こどもたちまで…
かさは、どんどん大きくなって、まるでそらのようになりました。
雨の日の、なんだかすっきりしない気持ちの日でも、このお話を読んでいると、心がうきうきしてきそうです。
女の子だから、かさはあかいろやももいろと決めていたけど、そらいろもいいですね。
【事務局注:このレビューは、「わたしのかさはそらのいろ」こどものとも 2006年5月号 に寄せられたものです。】