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だいちゃんとうみ自信を持っておすすめしたい みんなの声

だいちゃんとうみ 作・絵:太田 大八
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1992年04月
ISBN:9784834010985
評価スコア 4.35
評価ランキング 14,899
みんなの声 総数 30
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自信を持っておすすめしたい みんなの声から

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13件見つかりました

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  • 日本の海の、潮のにおい

    昭和初期頃でしょうか、長崎の海辺の生活が淡々と語られた絵本です。いとこのこうちゃんのうちに遊びに来ている、だいちゃん。漁師さんの船に魚をもらいに行き、川エビを捕り魚を釣り、浜で食事をし、木の上のやぐらから暮れゆく海を眺めます。一日中海と戯れて、だいちゃんの夏の一日が終わります。

    太田大八さんの描く、日本の海の美しさが際立ちます。かすかに霞んだような滲んだような、寂びた色調によって醸し出される、夏の空気の感じ。日本の夏の、暑くてどこかしんとした、頭の芯がつんとするような感じ。繊細な『侘び寂び』が、絶妙な色使いとタッチで見事に表現されています。独特の潮のにおいが行間から沸き上がって来て、つうっと記憶の奥を刺激するような絵本です。

    物語は伸びやかで素直で、特別なことは何も起こらないけれど、豊かな日常です。読み終えたとき、息子は、「こういうこと、ぼくもやってみたいなあ」と言いました。子どもにとって必要なのは、本当は、この絵本に描かれているような日々なのだ、と思わされます。だけど現代人にとって、こんな日常はもはや手の届かない境地に追いやられてしまっている。どうして、そうなってしまったのか。そのことにすこし、哀しみさえ感じてしまう絵本です。

    投稿日:2009/05/24

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  • なつかしい!夏の一日!

    小さい頃、海で日焼けも気にせず、夢中になって遊んだのがむくむくと蘇ってきます!

    午前中さんざん海で遊んで、お昼には、海で獲れたものをそのまま砂浜で調理して食べます。
    海の塩味がきいてそうです!

    夕方になると家に帰るのですが、その道中(畑のあぜ道みたいな、草がたくさん生えている道。)も印象的!
    あの夏独特の空気感が、見ているだけで伝わってきます。
    昼間暑かったのに日が落ちると、そよそよと風が通りぬけて少し涼しい、夏のにおいがするような、あの空気です。

    これぞお子様の、夏休みの一日!という絵本です。
    子どもは、遊んでなんぼ!なんだな〜。
    子どもにはすんなり入れて、大人にはとっても懐かしい1冊ではないでしょうか♪

    投稿日:2008/03/28

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  • 図書館の季節のおすすめ本でこの絵本を手に取りました。イラストの雰囲気からして娘が自ら手に取るような絵本ではありませんでしたが、実際読み聞かせてみると、真剣に聞き入っていました。

    時代も場所も遊び方も違う夏休みの過ごし方。特にステイホームの今となってはこんな経験はさせてあげたくてもなかなかできません。でもここでの過ごし方は、自然の中で生きる力を身に付け、成長して大きくなっても確実に心に残る経験だなと思い、羨ましくもなりました。親の私もこんな過ごし方は子ども時代にしていなかったので、失われつつあるものなのかもしれません。古き良き時代の日本を垣間見たような気がしました。

    投稿日:2021/08/17

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  • 懐かしい海辺の光景

    長崎方言の渋さと、自分も知らない昔懐かしい海辺の生活光景が、とてもしみじみとした空間を生み出しています。
    素朴でのびのびとしていて、人びとが一緒に暮らせた時代。そんな光景が失われてきていることに寂しさも感じました。
    様々な道具がさりげなく紹介されているのも印象的です。

    投稿日:2016/09/30

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  • 夏休みのたのしみ

    九州の方言なので、大村に住んでいたので懐かしくなります。
    後ろの裏表紙に地図があって、なんと大村じゃないですか!
    太田さんは大村のご出身なんですね。
    一気に親近感が沸きました。

    だいちゃんは、夏休みに毎年ここに来ているのでしょうね。
    きっと楽しみにしていたのでしょう。
    親元を離れて親戚に泊まるのは、のびのびできるし、いとこたちと遊ぶのは何より楽しかったでしょう。

    特別な夏休みの一日をていねいに描いてあって、自分も大村にいるような気持ちになります。
    子どもの頃を思い出します。

    原画展でこの絵本の原画を観る事が出来ました。
    とても美しい絵でした。
    文章の下の絵もいいですね。

    投稿日:2013/06/28

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  • こんな夏休みだったら

    だいちゃんは夏休みにいとこのこうちゃんのうちに行きます。

    こうちゃんの家は近くにうみがあり、やまがあり、
    自然がたくさんのところです。

    飯ごうでご飯をたいたり、すぎでっぽうを作ったり、
    今では見られない風景が
    絵本の中に広がっています。

    子供はそんな風景に引き込まれるように絵本を見ていました。

    こんな夏休みがすごせたら、どんなに素敵でしょう。
    最後のみんなで食事をしている絵がほっとなごませてくれます。

    投稿日:2009/12/21

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  • 素敵なサマータイム

    昔の漁村風景と田舎の風景が素朴でよかったです。何年か前になるけれど、絵本の裏の地図が旅行先で泊まったところだったので、懐かしくてとても嬉しかったです。でも絵本のようには、田舎ではなかったです。朝から晩まで夏休みをいっぺんで満喫したよう・・・・な気持ちです。
    夏は、まだ7時頃まで明るいから、夕ご飯まで遊んでいたのは、同じなんだと思いました。海の色がページごとに違い綺麗です。昔のよき時代を人の温かさが伝わる絵本です。

    投稿日:2008/10/23

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  • うらやましい。。。

    私の実家も田舎です。山に囲まれたとこですが自然が豊かで実家に帰ると子どもはのびのびと外で遊んでいます。
    家にいると、テレビとか見ているけどやっぱり子どもは自然の中でのびのびと過ごすのがいいな。と思います。

    このお話は現在ではあんまり見れないのかな?という昔の子どもの遊びというか一日の過ごし方ですがとっても素敵です。
    大人が一日一緒に過ごすのは大変そうだけど、子供同士ではこうやって前は遊んでいたよな。。と懐かしくなる本です。

    まだまだ、いつも親と共に行動している娘ですがもう少し大きくなったらひとりでお友達の家に行ったり、遊んだりするんだろうな。と思うとちょっとせつなくなりました。

    小学生の夏休み前に読ませたい本だと思いました。

    投稿日:2008/08/19

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  • 日本の夏の風景

    • YUKKOさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子8歳、女の子6歳、女の子3歳

    子供達が寝る前に読んだ中の1冊だったのですが、
    同時に読んだ作品が異国情緒あふれる作品だったせいか…
    こちらは対照的に【日本】を感じて心安らぐ感じがしました。
    やっぱり、日本の昔からの風景や暮らしっていいですねぇ♪

    聞き慣れない釣り道具らしい名称も出てはきましたが、
    九州のほうの方言の混じったような会話文や人々の温かさ、
    穏やかな風景などに癒されます。

    いつの間にか欧米の物や習慣が 日本の生活に深く浸透している昨今、
    こういう長閑でシンプルな日本の暮らしを忘れたくないなあ…
    また子供達にも知っておいて欲しいなあ、と心から思いました。
    囲炉裏に鍋をくべての夕食だなんて、現代では経験できるのでしょうか?

    投稿日:2006/08/29

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  • 豊かな夏休み

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    だいちゃんの海辺での夏休みの一日。
    いとこのこうちゃんと一緒に朝早く海へ。
    うたせ船を待ち受け、味噌漬けやたくあんと交換に魚をもらうのです。
    朝ごはんもそこそこに、川えびをすくい、えさにして釣り三昧。
    浜辺で採れたての貝の炊き込みご飯や刺身の昼食。
    夕暮れ、晩御飯までたっぷりと戸外で遊ぶ生活です。
    なんて豊かな一日でしょう。
    長崎出身の太田大八さんの子どもの頃の描写でしょうか、
    長崎弁が雰囲気を盛り立ててくれます。
    どの画面からも潮の香りと、波音が聞こえてくるようです。
    一緒に海辺での体験をさせてもらった気分です。
    だいちゃん、ありがとう!

    投稿日:2006/08/22

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