「本屋さんで探す『明日のカルタ』」 みんなの声

50音順に並んでいる以外は、前作「明日のカルタ」のようなカルタらしさはあまりなく、読み句としては長い10行の長文も載っていました。
でも、「る」で始まる一文など、「明日に向けて前向きになれる言葉」を書店内で見つけるのは、大変なことだったと思います。
巻末の「選んだ言葉が登場する本の一覧」、読んだことあるのに忘れてるなとか、書店員さん推しの本なのかなと、あれこれ思い巡らせました。。
ヨシタケシンスケさんの絵と共に言葉を読むと、微笑ましくて納得できる気がしました。

なにもカルタにしなくても良いと思うのですが、あいうえおでかき集めた本屋さんのこだわりカルタ。
本の中から言葉を探し出してくる、その作業に圧倒されました。
でも、読書人ならいざ知らず、字面だけを追っかけても無味乾燥なこの本を、ヨシタケシンスケさんの絵がエンターテイメントに変えていました。
何となく原本を読んで見たくなるようなものもありました。
本屋さんの戦略とヨシタケさんのスゴ技に感服です。