昔話が大好きで、この出版社の絵本はその地方の方言で昔話を集めていて、どれを借りてもはずれがありません。
この絵本は、旅人が店屋からたけのこを鍋ごとぶんどってきて食べ終わってその鍋をポイっと捨てたところに、村でも評判のきつねに大当たり、それからこの旅人たちが何度もこのきつねにばかされるお話です。
川があるから、はだかになって川を渡った所が麦畑だったり、突然に夜になり仕方なく荒れ寺で過ごすことになったところに、お棺に入った死体に震え上がったりと、まんまとだまされる旅人の姿が滑稽です。
我が家の子どもたちは、ラストが大好きみたいです。