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ジェーンとキツネとわたし」 みんなの声

ジェーンとキツネとわたし 文:ファニー・ブリット
絵:イザベル・アルスノー
訳:河野 万里子
出版社:西村書店 西村書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,420
発行日:2015年06月
ISBN:9784890139590
評価スコア 4.33
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  • キツネの意味は?

     学校で仲間外れにされ、悪意ある視線や悪口にずっとさらされているエレーヌは5年生の女の子。学校に居場所はなく、心はとても傷ついています。そんな彼女を唯一救ってくれるのは、今読んでいる本『ジェーン・エア』。本の世界にいる時だけ、エレーヌの心は穏やかなのです。

     そんなエレーヌですが、嫌々参加した学校の合宿がきっかけで友達ができます。それまでモノトーンで描かれていた彼女の世界は、色づいていきます。そして、悲しげな顔は笑顔に変わり、丸まっていた背中はピンと伸びていきます。

     自信を持ち始めると、エレーヌは、人の悪口に自分自身が染まってしまっていたこと、気にしなければ悪口は悪口でなくなっていくということに、気がついていきました。下校時、いじめっ子と、バイバイと手を振り合う場面は大変印象的です。

     思春期の女の子の気持ちやその変化が、コマ割りの絵で、読み手の心に迫るように描かれています。仲間外れにされている場面では心が痛くなりますが、同時に描かれている『ジェーン・エア』の揺るぎない物語世界の存在には、エレーヌと一緒にほっとする思いでした。

     合宿でエレーヌはキツネと遭遇します。タイトルにも上げられ、表紙の絵にもあり、かつ最後のページでも印象深く描かれているので、この本では、このキツネが大きな意味を持っていると思うのですが、このキツネに託した作者の思いがよくわかりません。自分から他者に心を開いた、第一歩ということかな?実は、読後、少し もやもやとしています。でも、人間関係に悩みを持っている思春期の女の子に「読んでみて」と薦めてみたい本です。

    投稿日:2016/03/21

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  • 考えさせられますね。

    学校でひとりぼっちは辛いなぁ。
    しかも泊まりでの行事もあるなんて。
    救いがあるのは愛読書があることですね。
    私も小学5年生の娘を持つ身なので、他人事ではなく思いました。
    もうね、人間、馬が合う合わないっていうのは確かにある、それはもう仕方のないこと。
    でも、誰かの悪口やひとりぼっちの子ができるのは、やっぱりよくないです。
    教師たちも、そういう教育を子供たちには日々しっかりしてほしい、そう思わずにはいられませんでした。

    投稿日:2021/10/13

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  • 見ていて辛くなる

    いじめのお話です。
    主人公のエレーヌはいつもひとりぼっち。
    結構、卑劣ないじめで見ていて辛くなります。
    特に、合宿でのいじめはひどくて見てられなかったです。
    ずっと暗い展開が続くのですが、最後は希望の光がみえてほっとしました。

    投稿日:2021/04/24

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  • 居場所のない子

    いじめを受けている女の子の心の叫びが聞こえてくるお話です。
    エレーヌの内気さがわざわいしているのかも知れないけれど、どんどん追い込まれていく姿と、小説「ジェーン・エア」やキャンプで出合ったキツネに救いを求める孤独感には胸しめつけられます。
    自らをソーセージに見立ててしまう自虐性から解放できることを祈りたくなりました。
    様々なシーンから、どうしたら救われるのかを考えさせられる本でもあります。

    投稿日:2021/04/15

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  • 懐かしい感情

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    小説のようであり絵本で、
    絵本のようであり小説でした。

    「お母さんだけずるい」と言われたのですが、
    この本を8歳児に読んでも理解できるのか、
    ふりがなもないので読んでご覧とも言えず。

    思春期の独特な感じ方で、
    似たような感情を抱いていたな〜と
    懐かしく感じました。

    『ジェーン・エア』、聞いたことはありますが、
    読んだことはなかったので
    読んでみたくなりました。

    投稿日:2020/09/20

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  • 言葉って怖い

    言葉って怖いなって思いました。悪意のあるお友達の悪意の
    ある言葉によって、(本当はそんな姿ではないのに)どんどん自信を失って、自分自身本来の姿も見失っていってしまうのだよねえって思いました。でも、何かをきっかけにして。「自分が気にしなければ、悪口は悪口でなくなっていく」ものなのですよね。娘も、おそらく学校のこととかいろいろ思いながら読んだと思いますが、何か嫌なことがおこっても、エレーヌのようにそれを気にしないすべを身につけていってほしいなと思います。

    すっかり記憶の彼方にいってしまっていた『ジェーン・エア』も読みたいと思いました。

    投稿日:2018/11/30

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  • 「ジェーン・エア」が読みたくなりました。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子22歳、女の子17歳

    絵本にしてはページ数があります。
    「グラフィック・ノベル」という描き方だそうです。
    小説の全編に挿絵を付けた作品のことをこう呼ぶのだそうです。こういう呼び方があるのは初めて知りました。少し前からこの手の作品は見かけていましたが、呼び名があったんですね〜。
    挿絵がマンガのようなコマ割りのようなページもあるので、文章だけの本が苦手な人には、かえって読みやすいかもしれません。
    「カナダの総督文学賞を受賞した作品」とあったので、読んでみました。

    洞察力があり、絵の個性も豊かな方だと思いました。
    この作品を読んでいたら、「ジェーン・エア」を読みたくなりました。
    主人公の「わたし」はどうやらクラスで仲間外れにされる。といういじめにあっているみたいです。
    そんな中で「わたし」は、学校にいるときの“自分の位置”や“友達の距離感”を常に考えているので、興味を持つお子さんは多いと思います。

    見た目が割と地味な作品なので、子どもたちに届けるにはブックトークがお薦めです。(ページ数が多いのと遠目が聞きにくいので、読み聞かせにはお薦めできません)

    投稿日:2017/09/10

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  • いやな世界だけど

    5年生のエレーヌはひとりぼっち。居場所がどこにもない。
    “あの子”たちがそこらじゅうにいて、悪口をらくがきする。
    心が痛くなります。でも、悲しくなるけど、こんな思いをしている子どもたちは、きっとたくさんいるはずです。
    つらい思いをしているエレーヌですが、『ジェーン・エア』の本を読んでいます。彼女が読んでいる場面も、描かれているので、その世界を一緒に感じることができます。
    悪口、冷たい視線にじっと耐えているエレーヌの姿に、つらくなりますが、母親の存在が、大きな力を与えてくれます。
    そんな彼女に、ちょっとした変化が起きます。
    自分が気にしなければ、悪口は悪口でなくなっていく。
    何が、彼女をそんな気持ちにさせてくれたのか、じっくりと読んでほしい一冊です。

    投稿日:2015/10/07

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