女の子を食べたいオオカミと、食べられてたまるものですかと知恵を発揮する女の子の駆け引きが楽しいです。この本に出てくるオオカミは、意外と抜けていて憎めません(笑)。また、途中でオオカミに関わる子ウサギの様子も楽しく、読者(聞き手)を飽きさせません。
なぞなぞの好きな女の子が主人公ということで、読んでみるまでは、佐々木マキさんの「なぞなぞライオン」とちょっとテーマがかぶる印象がありましたが、松岡さん・大社さんコンビならではのほのぼのとしたお話の世界を満喫いたしました! 女の子を温かく見守るお母さんの存在感も大きいですね。
絵が多め&カラフルで、字の分量とのバランスがいいです。絵本から児童書へ移行しつつある時期のお子さん(小学年低学年くらい)にオススメです。わが家でも好評でした。
PS.見返しのなぞなぞは、ちょっと難しかったですが…。(答えつき)