「しろくまきょうだいのセイウチまつり」 ママの声

子育て中だとよくあるエピソードです。

一番下のきょうだいが熱を出して
イベントに行けなくなって
上の子は、あきらめきれずに自力でイベントへ・・。
帰り道、心細いし、遅くなったしで怒られると思っていたのに
帰り着いたらお母さんは「よかった！無事で！！」

今なら
その母の気持ちがとてもよくわかります。

しろくまだからワンオペ育児みたいで
お父さんは出てきません。
おかあさん、
小さい子熱出してて
お兄ちゃんたちいなくなってて
それはそれは心配したでしょう。
無事でよかった！！

母の気持ちを代弁したくなる一冊です。

この作家さんの、ルッキオとフリフリのシリーズが大好きです。こちらはシロクマの家族のお話です。下の子の体調のせいで、上の子が我慢することって、子ども時代のあるあるエピソードで、その子どもにしたら、なかなか納得できない理不尽な人生の経験ですよね…

庄野ナホコさんの優しい絵にひかれて読みました。
セイウチ祭りに行くのを楽しみにしていた、しろくまきょうだいのトーリャとパーフカ。
でも当日、妹のミーンカが熱を出してしまい、今日はお祭りに行けないわと言われてしまいます。
どうしても諦められないトーリャとパーフカはお母さんに内緒で二人だけでお祭りに行きます。
子供たちだけで行くには遠く心配な気もしましたが、なんとか会場に辿り着き、お祭りを楽しむ二人。
帰る頃にはすっかり夜。家の前にはお母さんが待っていて二人とも怒られるとビクビクしていたら、抱き締めてくれたお母さん、そしてその瞬間に泣き出してしまった二人に心が温まりました。
妹のミーンカちゃんに、ちゃんとお土産を買っていた優しさも良かったです。

しろくまの兄弟のお話です。

楽しみにしていたお祭りは、

妹が体調を崩してしまったため

行けなくなりました。

どうしてもお祭りに行きたかった二人は

お母さんに内緒で行くことを決めました。

子供だけで大丈夫なのかな？

結構遠いな・・と思いました。

遠くの方に会場の灯りが見えてくると

つらかったことを忘れ元気も復活。

お祭りを楽しんでいましたが、

気が付けば夜で真っ暗です。

帰りの道は行きと違い暗く

なかなか家にたどり着く気がしません。

家の灯りが見えたとき、

二人は安心しました。

家の外にはお母さんが立っています。

怒られると思った二人ですが、

お母さんに包まれると安心したようです。

その日は家族で夜ふかししながら

お祭りのお話をしたそうです。

家族は兄弟二人と妹と

お母さんだけでした。