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としょかんライオン」 パパの声

としょかんライオン 作:ミシェル・ヌードセン
絵:ケビン・ホークス
訳:福本 友美子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2007年04月
ISBN:9784265068173
評価スコア 4.81
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  • 大きな声を出してはいけません

    • ずっとこさん
    • 40代
    • パパ
    • 千葉県
    • 男の子7歳、女の子5歳

    ライオンがとってもやさしく描かれているせいか
    息子(当時6歳)も娘(当時4歳)も安心して
    絵に見入っていました。

    ○○しなければならない
    ○○してはいけない
    そうしたルールの壁に囲まれて
    社会人は生きています。

    図書館も、大声をだしてはいけない
    というルールの壁で囲まれた世界です。

    でもそうしたルールよりも大切なルールが
    ときとして生まれることもあります。

    自分にとって最も大事なルールに敏感である大切さ

    紳士らしいライオンが身をもって教えてくれる話です。


    子供が生活する空間は、都市化されることで
    ますます図書館化しています。

    肩が凝るように
    心が凝って
    いつのまにかやわかさを失いがち

    そうした中で、本当に大切な生きる響きを
    子供も大人もたまには出したいものだな
    と思いました。

    大声で笑う

    となりのトトロでお風呂に入りながら
    子供達とお父さんが大口あけて
    ワハハ!と笑うシーンがありますが
    自分もたまにそんなふうに
    ガハハ!と大声で笑う時間をつくりたいなと
    思います。

    もちろん普通の図書館ではダメですので
    お風呂とか
    森とか
    車の中で。

    投稿日:2008/09/12

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    5
  • 親子で考える『きまり』の事

    • akioさん
    • 30代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子6歳、男の子3歳、男の子0歳

    我が家では当時5歳の長男のために買ったのですが、2歳の次男もとっても気に入っていつも真剣に聞いています。
    わたしはこの絵本を読んで、息子たちに「きまりとかルールっていうのは、君たちがやりたいことを邪魔するものじゃないんだよ」と話してみました。2歳の次男にはまだ少し難しかったかなぁ。
    5歳の長男は「自由」について色々考えている様子でした。

    「きまりがないから」と慌てて追い出そうとするマクビーさんと、「きまりがないから」受け入れようと言うメリウェザーさん。
    ライオンが図書館にやってきた当初、二人の反応の違いがとても面白いとわたしは感じました。
    世の中、マクビーさんが多すぎると閉塞感を感じます。でもそんなわたし自身、時と場合によってマクビーさんになってしまうことがあります。
    「きまりがない」と頭ごなしに否定してしまう前に、一度じっくり検討してみるくらいの余裕がほしいね、と子どもたちと話しました。


    マクビーさんが心変わりする、少し絵本的な展開もあってとても心温まるラスト、挿絵も物語の雰囲気によくあっています。
    子ども達に向けた教訓もあり、オススメの1冊です。

    投稿日:2017/11/24

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    1
  • 悩んでるあなた!ぜひよんで!

    きまりをやぶることで、人が救われる
    きまりをやぶることで、新しいものがうまれる

    人はきまりの中で生きている、きまりをやぶると大抵怒られる、だから人はちじこまっちゃう。

    たまにはいんじゃないかな?思い切ってきまりをやぶっても!しっかりとした「理由」とか「想い」があれば。この絵本のライオンにはあった!

    たしかにきまりは基本的には守らなくちゃいけない、だから見極めが難しいと思う、その見極めが難しいことを伝える絵本でもあるかな。

    チャレンジをするって事と同じことだと思う、きまりを守ってれば、最低限のの評価はもらえる、でもそれだけじゃ、新しい扉は開かない、おもしろくない、ワクワクしない。リスクはあるが失敗したっていいじゃない、やらずに後悔するならやってみて後悔しよう!

    いろんな観点で見れるようになっている絵本だ!

    投稿日:2019/08/02

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    0
  • 素敵な「としょかんのきまり」

    子供たちを見つめる優しいライオンが描かれた表紙。
    「としょかんライオン」というのはどんな物語なのだろう、と表紙をめくるといきなり通りを闊歩するライオンが目に入ってきます。ここから既に物語のはじまりはじまり。

    のっしのっしと図書館に入っていくライオン。みんな固唾をのんで見守ります。百獣の王、ライオンですが不思議と怖さはありません。
    小心者のマクビーさんと、きまりにうるさいけれどきまりを守れば寛容なメリウェザーさん、そして、としょかんのきまり―「はしってはいけない」「しずかにしなくてはいけない」これらのきまりがこのあとの物語に絶妙に絡んできます。
    子供達はやっぱり無邪気。次第にライオンに慣れ親しんでいきます。

    ライオンが大きなこえで吠えても、不思議と怖ろしさを感じないのは、ライオンに愛情こめて描いているからでしょうか。ユーモラスにさえ見えます。たくさん書かれた「うおおおおおおおおお!」を3歳の娘が指で追いながら読みます。

    としょかんのきまりに従い、静かにすることを約束したライオンは晴れてとしょかんへの出入りを許され、子供たちだけでなく、気難しそうなメリウェザーさんとも打ち解け手伝いをするようになります。

    でも幸せは長く続かないもの。
    怪我をして動けなくなったメリウェザーさんを助けるため、としょかんにいられなくなるのを覚悟でライオンは「いきてきたうちで、いちばんおおきなこえで」吠えます。その姿は気高く、そして堪らない哀しみを秘めています。
    強く悲しい「うおおおおおおおおお!」をまた娘が指で追いながら読みます。

    ライオンがいなくなったとしょかん―なんてさみしいんでしょう…。みなあのふさふしたライオンに会いたいのです。
    とうとうあのマクビーさんが動きます。けして悪い人ではなかったのです。ライオンを見つけたマクビーさんは素敵な言葉を残して去ります。

    新しいとしょかんのきまり。
    「おおごえで ほえてはいけない。ただし、ちゃんとしたわけがあるときは べつ。」

    こうしてライオンはまたとしょかんに戻りました。みんなの笑顔。
    心がほっこりする物語です。

    投稿日:2016/11/29

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  • みんなの図書館

     私が子どもの頃は、子どもの定義があるでしょうが十歳前後だとしたらかれこれ四十年以上前の頃ですが、図書館はとても怖い場所だったような記憶があります。
     薄暗くって、本の黴くさい匂いが漂っていて、時々きっとこちらをにらみつける気の強そうな司書さんがいたりして。
     ところが、今はすっかり雰囲気が変わりました。明るい採光、きれいな本。笑顔あふれる司書のおねえさん。
     なんと幸せところでしょう。一日いても飽きません。
     それに、やさしくて気立てのいいライオンがいたら、もっといい。
     だって、そこは、みんなの図書館なんですから。

     現代の図書館だって、たぶんまだまだ不満はある人はいると思います。
     勝手きままに走り回る子どもたち、それに注意もしないお母さんやお父さん。閲覧机を占領する学生たち。こっそり図書館の資料を切り取る人たち。愛想のない司書たち。読みたい本が所蔵されていなかったり、ベストセラーばかりがあったり。
     それに、やさしくて気立てのいいライオンもいません。
     みんなの図書館なのに、どうしてでしょう。

     私は、それでも図書館が好きです。
     子どもの頃にように、もう怖くもありません。とぼしい予算のなかで図書館のみなさんがいろんな工夫をしてくれています。
     それに、図書館にいると、やさしくて気立てのいいライオンだけでなくて、海から顔をのぞかせるクジラにも、野原を走るオオカミにも、昔のとっても偉い人にも、未来のかわいい少女にも出会うことができます。
     だって、そこは図書館なんですから。

     この絵本を読んで、そんなことを思いました。

    投稿日:2015/06/04

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  • ライオンは誰だろう?

    絵本の好きなライオン。
    図書館の好きなライオン。
    本当にいるわけはないけれど、なんだかモデルがいるような気がしました。
    子どもたちが好きで、絵本が好きで、でも不器用で、小心者で…。
    ライオンは図書館の決まりを破ってしまいますが、悪いことは何もしていないのです。
    図書館の前にはライオンがいました。
    この図書館はライオンと縁があるのですね。
    図書館を訪れる人たちの中には、困った人もいます。
    でも、このライオンのようであってほしいと思いました。

    投稿日:2013/07/15

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  • こんな図書館があったらいいな

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子12歳、女の子9歳

    図書館にライオンがやってきた。お話の時間を楽しみに、図書館の仕事を手伝いながら、子どもたちと一緒に時間を過ごす。
    ある事件をきっかけにライオンが図書館に来なくなってしまったときの子どもたちや図書館長の気持ちが丁寧に描かれていて好感がもてます。
    こんな図書館がそばにあったら良いのに…と思わされる本です。

    投稿日:2007/08/12

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