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金のさかな」 パパの声

金のさかな 作:アレキサンドル・プーシキン
絵:ワレーリー・ワシーリエフ
訳:松谷 さやか
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2003年
ISBN:9784039638205
評価スコア 4.41
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  • 欲は人を変えてしまう

    おじいさんが33年目にして初めて捕まえた金のさかな。
    金のさかながかなえてくれると言った願いは、人を幸福にしたのでしょうか?
    プーシキンの手になる強烈なブラックユーモアです。
    欲もなく金のさかなを海に放したおじいさん。
    おじいさんは最後までおじいさんでしたが、おばあさんはすっかり人が変ってしまいます。
    金のさかなを逃がしたことに腹を立てたのはおばあさんでした。
    新しい洗濯桶が欲しいと言ったおばあさんは、願いがかなうと欲望をどんどんエスカレートさせていきます。
    おじいさんに対する態度も変わって行き、おじいさんを人とも思わなくなります。
    「しょせん女心はこんなもの」とは言いませんが、歯車が狂うと人間は心も変ってしまうのでした。
    社会を考えると笑い飛ばすにはちょっと重いお話です。
    世の中には、長年連れ添った夫婦や親子が憎悪関係になって起こる悲惨な事件が実際にあるのですから。
    おばあさんの舞い上がった欲望に対して最後のまとめはみごとです。

    説教ではなく感じる絵本。
    おじいさんが金のさかなにお願いをするときの海の風景の変化が意味深長です。
    これは海の女王である金のさかなの心象風景ではないでしょうか。
    海は穏やかな方が良いと思います。

    投稿日:2011/02/02

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