『幸せの絵本』に載っていて、まだ読んだことのない絵本。
さっそく読んでみようと借りてきました。
上にめくる、まずそれだけでいいですね♪
その方が、地面の上と地面の下(確かそんな題名の絵本もありますよね?!)の両方がよく見えておもしろいです。
何もすることがないから、主人公のひろしが穴を掘って埋めるだけというシンプルすぎるくらいのストーリー。
それに負けず、絵も無駄な線がないというか、表情もほとんど変わらない。でもそこがかえって魅力だったりします。
こんなにシンプルなのに、詩的(さすが!谷川俊太郎さん)な言葉がいつまでも、心に残り、結局自分の穴を埋めてしまったひろしのように、満足な気分を味わえます。
それぞれの登場人物に対するひろしの答え方や、妹の持っているぬいぐるみが今でも人気のある有名なキャラだったり、表紙の絵が実はとあるページを別の視点からとらえた絵だったり・・・見れば見るほど発見もありますよ!