「わたしおてつだいねこ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

朝から大忙しのおばさんが、猫の手でも借りたいと独り言をつぶやくと、猫のお手伝いさんがやってきます。エプロンを付けてやる気満々の猫ですが、やらせてみたらできないことばかり。読み進めるうちに、どうして猫がそこまでお手伝いに一生懸命なのか、その理由が分かります。まるで人間の心を持つ猫。人間にとって猫の存在とは・・・。

本当、うちにもこんな可愛いお手伝い猫がいたらな〜。
お手伝いを沢山がんばってくれる猫さんが可愛くて、失敗するたびに笑ってしまいました。息子も、可愛い失敗の数々にクスクス笑っていました。
私のお気に入りのシーンは、一緒にご飯を食べるところ。誰かと一緒のご飯って美味しいですよね。主婦なので凄く共感します。
息子からは、「シリーズ全部読みたい！」とリクエストされたので、息子も気に入ったようです。

「猫の手も借りたい」というおばさんの言葉に応えておてつだいねこがやってきます。
なんでもできます、のはずがどうも失敗続きなねこは予想外でした。でも一生懸命にお手伝いをしようとがんばる様は良かったです。絵もかわいいです。
おばさんも言っていることにはいちいち同意してしまいました。

猫の手も借りたいと言ったら、本当にやってきたネコさん。
お手伝いさんに雇われたけど失敗ばかりで何もできません。

この本でお気に入りなのは、おばさんがネコさんを呼んで
静かに問いただす場面です。消え入りそうなねこさん。
丁寧な文章に静かで厳しいながら澄んだ雰囲気を感じます。
鈴木まもるさんの絵がまた、その場にいるような気持ちにさせてくれます。
娘も大変気に入ったので、このシリーズをまた探して読んでみたいと思いました。

「ねこの手もかりたいぐらいだわ・・・」
そう呟いたおばさん。
「なんでもできます」
とやってきたのは、本物のねこ！

一生懸命やっているのだけれど、手伝っているのか邪魔しているのかわからない。
なんだか　ちいさな子どものようだなって思いました。
かえって手間がふえることも多いけど、一生懸命手伝おうとする姿に胸がきゅんとなります。

何にもできないお手伝いさん。
さて、おばさんはどうするでしょう・・・？

ねこのお手伝いさん姿、本当に可愛くて癒されます。
心がとってもあったかくなるお話です。

本好きなら年長頃からオススメしたい幼年童話です。ネコ好きなら、なおＯＫ。

なにも出来ないくせにできると言って、かえって迷惑かけてしまうねこさんに、ちょっぴりムッとするのですが、これって読者の子どもにも当てはまりますよねぇ。
だけどいいの、そこにいるだけで和むの。
ねこも花も、そして子どもも、愛される才能を持っていますね。
とんちんかんで、でも一生懸命のねこさんがかわいいシリーズ一話目です。

娘は、絵がきれいと気に入ったようです。すぐ続きを読みたがりました。

名古屋市立図書館のおすすめ幼年童話７０にありました。

ねこの手も借りたいと言っているおばさんのところへやってきたおてつだいねこ。

おばさんのつぶやき、「だんなさんも子どもたちも、ちっともてつだってくれないんだから」という箇所にとても共感してしまいました。

本当に忙しい時には、自分がもう一人いたらなあって思います。

お手伝いさんはうちにもほしいぐらいなのですが、このおてつだいねこ。

失敗ばかりなのです。

さけを焼きながら味見してしまうところには息子と笑ってしまいました。

あまり役に立つねこさんにも見えませんが、健気でかわいいところもあるなあって思いました。

そして、このおばさんとてもいい人なんだなあって思いました。

ほのぼのとしました。絵もかわいいし、シリーズもあるようなので、読んでみたいと思います。