子どもたちの何気ない願望を掬い取るヨシタケシンスケさん。
今回の願望は「開ける」。
主人公のあきらは、まだ小さいがゆえに、袋や瓶が開けられないことに悔しさを感じるのですね。
そして、大きくなったら、と妄想を膨らませます。
確かに「開ける」行為って、ドラマティック。
愉快なオノマトペも感じながら、日常生活の中の「開ける」行為に気づくことでしょう。
妄想もエスカレートしたところで、現実へ。
ところが、ここで、おとうさんがナイスフォロー。
最後の光景は、ぜひ、親子で真似してほしいです。
この着地、神々しいです。