「バイカルアザラシ」!!
バイカルアザラシが取り上げられている科学絵本です。
写真ではなくて、喜多村武さんが絵をつけていらっしゃいます。
これはもしかしてコラージュ(貼り絵)作品でしょうか?ちょっと技法が特殊な感じがします。
2015年の高校生向け夏休み読書感想文・課題と書の1冊に
「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」という本がありました。
タイトルには“ペンギン”とありますが、この本の著者はバイオロギングを使った極地動物生態学者(本当の肩書はよくわかりません)の渡辺佑基さん(著)で、
この作品にはペンギン以外にもアホウドリやマグロ、バイカルアザラシなどについて書かれていて、実に興味を持って楽しく読ませていただいた1冊でした。
なので、表紙に大きく描かれたバイカルアザラシの絵を見た途端、これは読まなければ!と、思ってしまいました。
この絵本は、「バイカルアザラシ」の目玉についての作品です。
いや、大きな目だなと思っていましたが、
大人の手のひらでも持て余してしまいそうな大きさの目玉って、いったい、どれだけ大きいの!?
この本を読んで、その大きな目玉の理由が少しわかって、更にこの生きものに興味がわきました。
作品的には「動物ふしぎ発見」というくもん出版から出ている動物博士(東大総合研究博物館教諭)の遠藤秀紀さん監修のもと、
動物たちの実は知らなかったふしぎなからだのことを子どもたちにもわかりやすく説明してくれる科学の本のシリーズで、
どの本もとても読みやすく面白い内容になっています。
絵もはっきりしていて、文字も大きいので、説明文なのにすごく読みやすかったです。読み聞かせにもお勧めです。