「くもの巣とり」 みんなの声

　4歳と9歳の子に読みました。

　どの学校にも必ずいるという「ふしぎなもの」。夜に教室の天井裏をころころ転がる「見まわりぼうず」、えんのしたでみんなの心配ごとを食べる「もぐもぐたろう」、昼間は校長室の戸棚に隠れていて夜に学校中のくもの巣を取り払うという「くもの巣とり」。

　怖そうなお話かと思ったら、ほのぼのとしたものでした。心優しいくもの巣とりと、1年生の教室に巣をはるクモとのやり取りです。

　9歳の子は、クモとクモの巣が大嫌いなのをすっかり忘れていました。読み終えると「お話はおもしろかったけど、くもの巣を手で払うなんて気持ち悪い・・・」と言っていました。

　11〜12分くらいで読み終えました。
　使われているのは簡単な漢字ばかりですが、すべてルビがふってあります。
　おはなしの舞台が小学校なので小学生からおすすめします。

「学校の七不思議」ではないですが、実は学校にはこういう不思議なモノがあったり〜！？
小学生はちょっとドキドキッとしながら読めるのではないでしょうか。
「くもの巣とり」、こういう主人公はなかなかなかったので、親目線でも何だか斬新で新鮮さを感じました。

太田大八氏の絵・・・
あっ！「赤い玉青い玉白い玉」の絵の方だ！！
と、思い選書

それにしても、変な（＾＾ゞ題名（＾＾ゞ
学校に住んでいるふしぎなもの？
オバケ？
でも、なんか違う・・・

やさしいのです
見回りしてくれているんだ

で、くももくもで
ちゃんとこども達との関わりを楽しんでいるのです

くもは喋れないけど
こんな風に思っててくれたら
うれしいですよね

くもの巣とりさんは
文字を書ける！！
それがよかったのです

コミュニケーションを最小限ですが
活用出来てよかった

1年生っていうのがいいかもしれませんね

校長先生の部屋の戸棚
窮屈ではないのかな？って
いらない心配しちゃいます（＾＾ゞ

いろんな不思議なモノがいるって
想像しているのは
楽しいかもしれませんね

それ以上に、くもの巣とりのように見守っている
温かい大人がいっぱい子ども達の周りにいると
いいなぁ〜

征矢清・太田大八コンビということで借りました。

山のふもとの学校に住んでいるくもの巣とり。人知れず学校のくもの巣をとっています。

くもの相談ごとにも乗ってあげたりして、意外に優しいくもの巣とりなんだなと思いました。

気がついていないだけで、人知れず、周りの環境をよくしている人っているかもしれませんね。このくもの巣とりは実際にはいませんが、感じる力があれば見えてくるものいろいろありそうです。