学校の調べ学習の時に、テーマを決めて、地域を実際に歩いて取材し、地図や年表を使った形にまとめて発表する(掲示する)具体的な方法を教えてくれる実用書。学習絵本。
実際にいろんな地域の学生たちが作った防災マップや、地域の特産品特集、地元の偉人や歴史の特集など、いろんなタイプの地図や年表が見られる。
大変そうだけど、楽しそうでもある。
自分が学生の時は、こういう調べ学習(グループワーク)はなかったから、ちょっと新鮮な発見。
大人になって、日本の歴史に興味を持つようになってからは、改めて、地図や年表を見る機会が多くなった。
覚えたいところは、白地図を使って、自分なりにまとめてみようかと思っていたけど、やり方がわからないので、参考にした本。
本書は、テーマに沿って取材する対象を決めたり、地元の人に聞きこみをしたり、図書館やインターネットで情報を調べたりするなどをして、しっかりした地図を作っていたので感心した。
学生が自分で歩いていける範囲で、いろんな発見があっただろうし、制作途中でいろんな体験もしたと思う。
形になった物をみて、作った人たちのことを想像すると、尊い作業だと思った。
調べものをして、世の中に発表する人たちの大変さもわかった。
調べものをしなくても、見ているだけでも楽しい本。