どんぐりのきがはじめてつけた実を、森のリスが食べて、熟していなかった為 まずくて食べられない!と言われ・・・とてもショックを受けて傷ついてしまう。
人でいうところの人間不信みたいな感じかな?
そんなどんぐりのきが、あるリスとの出会いで、閉ざしていた心を少しずつ開いていく・・・でも森のリス達にこのどんぐりのきの実はまずいと言われてしまい、また辛い思いをする。
そこで、出会ったリスは自分が素敵だと気に入ったどんぐりのきなのだから。
どんぐりを つけようが つけまいが わたしは あんたが すきなのよ!と言ってくれる。
どんぐりのきは、強く信じてくれるリスの思いにこたえ、もり一番のどんぐりをつける。その時のどんぐりのきのやさしい表情はなんとも言えず温かい気持ちになります。
このとは、親子関係でも大切なことだと思う。
子供のことを親が大切に思い信じてあげることで、子供の才能を開花させることのようで・・・
また、9歳の娘も多感な時期だけに、人を傷つけてはいけないとか、思いやる気持ちや、信じる気持ちだとか感じてくれたらと一緒に読みました。
奥深い意味のある本だなと思いました。
挿絵もきれいないろ使いでぜひ読み聞かせに使いたいと思います。(3年〜高学年むきかな)