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チコときんいろのつばさ」 みんなの声

チコときんいろのつばさ 作・絵:レオ・レオニ
訳:さくま ゆみこ
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年08月
ISBN:9784751525142
評価スコア 4.18
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みんなの声 総数 21
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  • ちょっと訳が....

    正直に書きます。ずっと話を読んできて、最後のチコの独白

     つばさのいろはかわったけれど、こころのなかはかえられない。
     かんじることや かんがえることは、みんなそれぞれちがうはず。
     おもいでだって 見る夢だってちがうんだもの。

    が、まったく意味が分らないので、頭の中が???マークでいっぱいになりました。
    そして、何日かその状態で過ごしていたのですが、やっぱり、こなせないので原本を
    図書館から借りてみました。そして、その部分はこのように書かれていました。

    ”Now my wings are black” I thought ”and yet I am not like my friends.
     We are all different. Each for his own memories and his own invisible
     golden dreams.”

    これは私の勝手な主観ですが、翻訳者のさくまゆみこさんが言葉を補っているので、
    残念ながら、わかりづらくなってしまっていると感じました。

    英文を読んで、この話は、見掛けの変化を通して、チコが自分自身とは何かを認識した
    話なんだと分って、すっと心に入ってきました。

    つまり、みかけが同じであろうと、ひとそれぞれが経験してきたことや、これからの
    未来に抱く希望や夢やらが違うのだから、私達は誰も同じではない。自分は自分である
    ということを伝えてくれている話だと思いました。

    あすなろ書房さんから出版されたこの絵本は、私が図書館で借りた英語の絵本より、
    ずっと紙の質がよくて、つるつるしている紙なので、レオ・レオニの絵がとても映えて
    見えました。特に、願いを叶えてくれる鳥のページがとても美しくて圧巻でした。

    そして、レオ・レオニの作品の中では珍しく? インド的な感じなのも、とても気に
    入りました。話としては、とてもよい話だと思います。
    その分、他のレオ・レオニの作品もテーマが確かに深すぎてモヤモヤ感が残ることが
    ありますが、この作品は、別の意味での分りづらさがとても残念に思えた本でした。

    投稿日:2011/12/05

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    3
  • 深いお話です

    翼の無い鳥、チコが主人公。自分にも翼が欲しい、他の鳥より立派な金色に輝く翼が欲しいと切実に願っていると、ある日その夢がかないます。
    でも、、、その翼のために仲間の鳥のねたみをかい、仲間はずれにされてしまいます。
    そしてチコがとった行動とは?
    普通の黒い羽になってしまったチコが思うこととは?

    いろいろ、考えさせられるお話です。
    自分に無いものを欲しがること、人より見栄えのするものを欲しがることの是非。
    自分の持っていないものを持つ人をねたむ気持ち。
    ねたまれるもとになっているものを手放してまで、仲間に入れてもらうことが大切なのか。
    大切なのは、表面に現れるものではなく、内面ということなのか。
    ・・・難しいですね。

    小さな子どもがどこまで理解できるのかはわかりませんが、なにか奥深いものを感じてくれれば、そしてもっと大きくなって読み返してみて理解してくれるといいなと思います。

    投稿日:2009/03/26

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    2
  • 心の裏側を表現した作品

    とべないチコには、食べ物を運んで助けてくれる仲間がいて、最初は「優しい仲間」という印象を受けますが、その後読み進めると、「優しさではなく、自分たちより劣っているチコへの哀れみや優越感からの行動」だったのではないかとさえ感じてしまいました。

    そして、チコが美しい金色の翼を得ると、たちまし妬ましさを態度で表わし・・・。

    姿が変わるたびに態度が変化する鳥たちにとっても違和感を覚えたチコの最後のページの一文がとても深いと思いました。

    投稿日:2009/02/26

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    1
  • 異質なことは悪くない

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    4歳の息子が好きなレオ・レオニの新刊ということで目に留まりました。
    でも、テーマは子供には難しかったです。

    翼のない鳥チコが、翼を望んだら金色の翼を得ることが出来ます。
    しかし皆と違うから他の鳥は仲間に入れてくれません。
    羽の一本一本を抜いて、人を幸せにし黒い羽なったとき仲間になることができるチコ。

    最後の「外見を一緒にしても心の中はみんな違う」というチコのつぶやきに、考えさせられました。
    人を受け入れるのに、見た目が奇抜だと少し身構えてしまう個人の感情に対して、
    異質な人を拒もうとする社会に対しての警告なのでしょうか。
    何度も読んで考えたい作品です。テーマが深いです。チコの純粋な気持ちに救われました。

    投稿日:2009/02/21

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    1
  • 金色のつばさ

    チコに与えられた金色のつばさは何だったのでしょうか。
    仲間たちより優位な鳥となってもチコは幸せではありません。
    でも、チコのつばさが仲間たちより劣った(?)ものだったらどうなのでしょうか。
    お互いを認め合うという観点を考えるとき、この本には問題があります。
    金色のつばさを、貧しい人たちに与えたという美談が、単純に受け容れられないのはなぜでしょうか。

    投稿日:2022/07/03

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  • 他の鳥も最初は

    原作の感想になりますけれども、恵まれない者へ慈しむ鳥達は黄金の羽を見て、

    ”You think you are better than we are don’t you with those golden wings.
    You wanted to be DIFFERENT.”

    と言って飛び去る。

    まるでハイブランド品で優越感に浸り、私はあなた達とは違うのよ、と言外に態度で示している人への言葉の様。

    チコにはそんな鼻持ちならない動機は無く、純粋な願いだったけれども。

    最後、皆見た目は同じでも、他の鳥たちも各々が異なった見えない黄金の思い出があって、それぞれが違っていると。

    チコも他の鳥も一羽一羽の個の尊重をうたった一文で結ばれた絵本。

    異なる事と個の尊厳について考える機会を与えてくれました。

    投稿日:2022/03/19

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  • 人は見た目で判断される?

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    翼を持っていなかったチコは、ある時金色の翼を手に入れます。
    すると、今まで優しくしてくれていた仲間たちは、チコが金色の翼を見せびらかしているのだと、妬み、仲間外れにします。
    寂しくてたまらないチコは、困っている人たちに出会い自分の羽を差し出し、売ってお金にするよう言います。つらい思いをしたチコは、人の痛みがわかるのでしょう。
    金色の羽を抜いた後には、たちまち黒い羽が生えて、最後には、黒い翼の鳥になりました。
    すると、仲間の鳥たちは、自分たちと同じになったと、チコを歓迎するのですが。。
    見た目が違うだけで、仲間に入れてもらうことが出来ず、同じ見た目になったら、態度が急に変わることにチコは疑問をいだきます。
    翼の色は変わったけど、心の中は変えられない。のだと。
    最近、人と接することが増えて、見た目で判断されてしまうということについて、とても実感することが度々あり、なんだか心に響きました。

    本の中に出てくる気が、ページによって変わっていますが、どの木も葉っぱ1枚1枚丁寧に描かれ、とても美しいです。

    投稿日:2020/07/25

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  • わかりやすいのかわかりにくいのか・・

    今、レオレオニブームが私の中に起こっています。

    手に取ったわけですが、
    読み始めて「あれあれあれ・・」と
    いつものちょっとした引っ掛かりが何もなく、
    スルスルスルと読めてしまう文体。
    表紙をあらためると・・谷川俊太郎さんの訳ではありませんでした。
    とっても読みやすくて、
    そして・・・正直、あんまり心に残りません。

    お話は、幸せの王子の鳥単独バージョンみたいな感じで進むんですが、
    金色の羽を渡してしまうところなんか、
    なんでこんなに事務的な感じがするんでしょうか。
    レオレオニのお話って、ちょっと深くて、
    だから、そう多くない文章の中にも含みがいっぱいあってってイメージが
    私の中にあったんですが・・。

    最後、主人公の鳥が感じた言葉は
    取りようによっては、自分を責めているようにも感じられました。

    投稿日:2020/01/20

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  • 仲間外れ

    チコに翼がなかって飛べなかった時には、仲間たちが木の実や

    果物をとってきて、チコに届けてくれました。

    チコが、魔法の鳥に金色の翼を授けてもらって飛べるようになる

    と、仲間からは、「金色の翼をみせびらかしてるわ」

    「自分は、特別だと 思ってるらしいな」と、仲間外れにされたので

    チコは、金色のはねを、分けてあげて、仲間と同じ色の黒いつや

    つやのはねになりました。チコ自体は、なんの変わりもないのに

    仲間外れにされたのが、寂しく、悲しく思いました。

    投稿日:2019/07/26

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  • やっぱりレオニ

    つばさを持たずにうまれてきたチコが、誰よりも美しいつばさをもったとしたら…。

    チコ自身にわるいところはないけれど、ひとり突出してしまうと、何故か孤独になっていく…。
    あぁ、深いな…と思いました。

    レオニのお話を読むと、いつも自分なりのこたえを見つけたくなります。
    でも、明確なこたえは見つからず、改めて読むと、また色々な想いが頭をめぐるのです。

    他の作品とは少し違う、シックな色使いも素敵でした。

    投稿日:2017/01/25

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