高校で家庭科の講師をしています。
保育の単元で「児童文化財」について講義するとき、「はらぺこあおむし」をとりあげます。
鮮やかな色彩、食べ物に空いた穴の持つワクワク感、「まだまだ おなかは ぺっこぺこ」という言葉のリズム、絵を見ているだけなのに何か食べたような気がしてくる想像力、そんなことを説明してから、読み聞かせています。
最初は興味なさそうにしていた生徒が、ページをめくるごとに、
「あ! そこ指つっこんで破いちゃった。」
「土曜日、食べすぎだよっ!」
「あおむし大きくなり過ぎぃ〜。」
と、次第に目をキラキラさせて行く様子を見ていると、不朽の名作であることを再認識させられます。
私の授業よりも魅力的なのかと思うと、ちょっぴり悔しいですけれど(苦笑)