「カンガルーの子どもにもかあさんいるの？」 なかなかよいと思う みんなの声

この本も大好きですが、評価を４にしたのは「はらぺこ
あおむし」のインパクトと比較して、です。
いろんな動物が出てきて、「ええ、もちろん〜」と同じ
フレーズが何度も繰り返されます。それでも飽きさせない
のは、エリック＝カールさんらしいダイナミックな動物の
絵と、そのフレーズが子供に語りかける口調だからかな。
よく、子供と「ええ、もちろん！」と言い合って笑います。
最後の、「あなたのかあさんが、あなたをかわいがるのと
そっくりおんなじよ」の言葉が大好き。親子ともども暖かな
気持ちになる本だと思います。

単調で、特になんてことのない無い様なのに、
この絵には何かしらの魅力があって、
幼い息子も黙って聞いていた。
そういった意味でも魅力的な本です。

お友達の本棚から目ざとく見つける一冊。
エリックさんのとても、素敵な色づかいが
動物だけでなく、文字までもに施されています。
物語は、子どもの問いかけにママが優しく答える形です。
まだ、話せない息子ですが、
質問の繰り返しのところで、リズムで覚えているのか
上手にページをめくり
一緒に会話をしているかのように絵本を楽しんでいます。

呪文みたいな繰り返し。ごろのいい、名訳。
カンガルーの子どもにも、ライオンの子どもにも、キリン、ぺんぎん、はくちょう……みーんな、おかあさんがいる。

「ふーん。それで、どうぶつのおかあさんって、子どもが好きなの？」
どきっ、とした。
そうくるか。

「ええ、ええ、もちろん！すごーくすごく子どもがすきなの。」
読みながら、よかった…。と安心してしまう。

「どうぶつのかあさんはとっても子どもをかわいがるわ。あなたのかあさんがあなたをかわいがるのとそっくりおんなじよ。」
ほんの少し、後ろめたいような気もしなくはないけど。
それでも、子どもがかわいいのは、まさにその通り。
かわいがろう、もっともっと。これからも。

噛みしめるように、ことばを声にしながら、しあわせな気分になりました。

鮮やかな絵が　目を引く。お話も　繰り返しで　わかりやすい。字が読めない　うちの息子も　繰り返しの文を覚え　一人で繰り返し見ている。

そして　温かい。
みんな　お母さんがいて　みんな　愛されているんだよ。
悲しいニュースが続く最近。愛が息子の胸にしっかり届いたらいいな〜っと　切に願う・・・。

優しい母さんのせりふに子どもたちはほんわかニコニコでした。いつもいつでも本当に伝えてあげたい言葉がぎっしり詰まっています。
今日はしかってしまってごめんね。。と思いながら、寝かしつけにこの本を読んでいたら、涙が出て子どもをギュッと抱きしめました。読み手も聞き手もあったかくなれる本だと思います。

きれいな色使いで描かれた動物の親子。どのページも同じリズムで話が進んでいきます。息子は聞いていて、それが楽しいようです。

いろんな動物や鳥など、子どもにはお母さんがいて、子どもが大好きなことを語っています。最後には、「あなたのお母さんもあなたを大好きなのよ。」というおはなしで、読むたびに、最後に泣けそうになってます。子どもに愛情をたっぷりそそぎたい、そんなおもいになってくる本だと思います。

大胆なタッチで、きれいな色の動物の親子が、これでもかこれでもか、と描かれていて、動物好きには魅力的な絵本です。
読む大人にとっては、しつこいくらいの繰り返しも、小さな子にとっては、覚えて言えるのでうれしいようです。

でも、次女といっしょに聞いていた長女は、｢お母さんいない動物もいるよね？死んじゃったかもしれないし、つかまっちゃったかもしれないじゃない？｣なんて言ってました。
確かに長女くらいになれば、周りに離婚や死別でお母さんのいない友達もいたりして、現実的なことを考えてしまうのかもしれません。
でも、誰でも生まれた時にはお母さんがいたし、例え遠く（天国も含む）に離れていて、いっしょに暮らせなくても、心の中ではすごーくすごく、こどもが好きなんだよ、と伝えたいですね。

同じ言葉の繰り返しで、読む立場としては少々つまらない感もあるのが本音…です。
でも、そんな親の感想に反して娘は大のお気に入りです。
同じフレーズが出てくるのが子供にはかえってリズミカルで
覚えやすくいいのでしょうね。
「えぇ、もちろん！」というのが気に入ったらしく（でも使い方がイマイチわかってない）、
毎日口癖のように言っていました（笑）