みんなが寝静まった深夜、何故か眠れない女の子は屋上へ出て月の光を浴びている…。
この女の子は、今日の昼間何か悲しいことがあったかもしれないし、ベッドに入ってからなんだか少し落ち着かない気分になったのかもしれない。
お母さんが夜に洗濯しているのを見ると、お母さんが昼間忙しくて話す時間がなかったのが気にかかっているのかも。
でも、自然と触れ合い、気持ちが静まって眠りにつく。
その様子をお母さんはちゃんと見守っていて・・・、というのがすごくいいなぁと思う。
女の子も無意識かもしれないけど、そういうお母さんの存在に気づいているからこそ眠りにつけたのでは。
高学年から大人向けの作品。
静かな夜に一人でゆっくり読みたい。