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宮沢賢治の絵本 月夜のでんしんばしら」 みんなの声

宮沢賢治の絵本 月夜のでんしんばしら 作:宮沢 賢治
絵:竹内 通雅
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年10月
ISBN:9784895881210
評価スコア 4.36
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みんなの声 総数 38
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38件見つかりました

  • とってもリズミカル

    ドッテテドッテテ、ドッテテド
    ドッテテドッテテ、ドッテテド
    でんしんばしらが あるきだす。
    恭一が見た光景は、いったいなんだったのでしょうか。
    線路のわきの電信柱が、行進をしてくる。あっちからもこっちからも、色々なスタイルで歩いてくる。なかには、疲れてうまく歩けなくて、周りからせっつかれているのもいますが、それぞれの表情に、その気持ちがよく表れています。一瞬にして姿を変えるところも、見逃さないでくださいね。
    実際にはあり得ないことでも、本当はこうなのかもしれないと思いながら、リズミカルな歌声を口ずさみながら、楽しく読むことができました。

    投稿日:2014/10/27

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  • 命を吹き込む

    この物語は、初めて読みました。

    表紙からして、もう幻想的な雰囲気で
    わくわくしながらページを開きました。

    ものが動く、ということは
    絵本の世界ではそう珍しくありませんが、
    電信柱に命を吹き込むあたり、
    さすが宮沢賢治さんは着眼点が違うな、と感心しました。

    絵本になることは想定していなかったと思いますが、
    世界観が最大限に引き出されており、
    何の違和感もなく、スッと中へ引き込まれました。

    投稿日:2014/07/03

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  • ある晩恭一が目にしたのは、軍歌を歌いながら行進する、電信柱の列でした。

    ドッテテドッテテ、ドッテテド
    でんしんばしらのぐんたいは はやさせかいにたぐいなし
    ドッテテドッテテ、ドッテテド
    でんしんばしらのぐんたいは きりつせかいにならびなし

    …この発想がもう、さすがとしか言いようがありません。

    確かに、規則正しく並んだ電信柱はまるで兵隊だ
    夜に行進してたら、どんなに不気味で楽しいだろう

    電信柱の兵隊が口ずさむ歌と、軽快なステップ。
    そして、黄色い顔のおじいさん。
    この人は人間なのかな…?いや、かなり怪しい。
    正体はきっと電気だろうな。違うかな…?

    これは恭一が経験した、たった数分の出来事でしょうが、グイグイ話に引き込まれます。
    結末はハッと一瞬で、霧のようにスーっと消えてしまったような感じでした。

    絵のぼんやり感が夜の幻のようで、なんとも言えない不思議な余韻が残る作品でした。

    投稿日:2014/06/30

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  • 惹きこまれます!

    ゆめか…まぼろしか…突然、行進を始めた電信柱たち。
    これは、…軍隊。

    当時のこどもにとって『軍』は、畏怖の念を抱くとともに、憧れの存在。
    圧倒的な威圧感とそれに対する羨望の双方が伝わってきます。
    これが、人間ではなく電信柱というところが、この物語の不可思議で面白いところ。

    響き渡る歌声、無数の足音、蒸気機関車の石炭の匂いまでが伝わってくるような迫力です。

    現代のこどもにとっては、耳慣れないことばと、時代背景。
    ちいさな子には、難しい部分も多いと思いますが、ある程度、時代背景が理解できるようになれば、すごく楽しめる作品です。
    そして、現代の作品とはまた違う魅力に、惹きこまれることと思います。

    投稿日:2014/06/27

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  • 幻想的な世界

    なんだか本当に不思議な世界の話だと思いました。これは電気という文明の利器のことを、宮沢賢治が称賛しているということなのでしょうか? 

    夜に、男の子が一人で線路わきを歩いているという設定自体が不可思議で、その後に繰り広げられる展開も不思議でたまりません。でも、随分、当時としてはインテリというかハイカラな言葉を使っているのではないでしょうか? 正直、私が読んでも100%は分かりませんでした。
    私の解釈では送電のことを擬人化しているのかなと思いましたが、どうなのでしょう。

    言葉が小学生には難しいような気がします。でも、電信柱が行進しているという発想は楽しいなと思いました。

    投稿日:2014/06/22

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  • 迫力のある色使い

    ドッテテドッテテ、ドッテテドとでんしんばしらのリズミカルな軍歌とでんしんばしらの絵がとてもマッチしていると思いました。
    また、電気総長が出てくる場面では、絵の色使いで不気味な感じがものすごく伝わりました。
    ラストは客車の窓がぱっと明るくなると同時に素敵な星空が広がります。
    宮沢ワールドをまさに幻想的に描いた絵本だと思いました。

    投稿日:2014/06/19

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  • うごきだす

    月夜の晩、、、といえば、賢治の世界にありそう、ですね。しかしそこで動き出すのは電信柱たち。。動物でも未知の生き物でもありません。だからそれが面白いのです。歩き出した電信柱の声や行進の絵は素晴らしい、本当に自分も見てしまった、っていう感覚になりました。ありえないことなんてこの世にないのかもしれませんね。ただ私達が見ていないだけかも・・・?

    投稿日:2014/06/19

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  • 電信柱の行進

    電信柱が行進するという、不思議な出来事です。
    月の明かりが、まぶしいくらいでしたね。
    一糸乱れぬ・・・というより、遅れをとることの許されない、鬼気迫る行進だったと思います。
    たった一晩のことが、ものすごく長く感じました。

    投稿日:2014/06/16

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  • ドッテテドッテテ、ドッテテド

    月夜に鉄道の線路脇の電信柱が動き出す?!というとなんだか怖いような気もしますが、竹内通雅さんのユニークな挿し絵で読むと、楽しくてちょっとそんな光景を見たくなりました。イタズラな表情をする電信柱たちがかわいかったです。
    「ドッテテドッテテ、ドッテテド」と行進する電信柱が歌うのですが、その繰り返しのリズムが楽しくて、子どもたちと一緒になって「ドッテテドッテテ、ドッテテド」とノリノリで歌いながら読みました。
    途中に登場する電気総長はちょっと不気味で、あおい目から炎が出るシーンには子どもたちもビックリしていましたが、その幻想的な雰囲気が、お話を盛り上げていたと思います。

    投稿日:2014/06/11

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  • 絵に感動

    • こたつ猫さん
    • 20代
    • パパ
    • 群馬県
    • 男の子4歳、男の子1歳

    息子がこの本が欲しいといったので購入しました。
    絵本の内容は難しく親の私でも本当の意味での理解はできませんでした。
    しかし力強い絵に息子と二人で感動しました。
    文章も繰り返しが多いので言い方をラップ調にしたり工夫すると家では楽しめました。
    宮沢賢治が身近になった絵本でした。

    投稿日:2013/07/24

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