「世界一ばかなネコの初恋」 みんなの声

表紙の絵をみて「なんで、ねこ？」と思ってよみはじめました。
なるほど、ねこという名のぞうなんですね。そのゾウが恋をしたら……おもしろくって、かわいい！　ぜひ、一巻目を読んでみなくては、と思いました。贈り物にしたいと思います。

どんどん大きくなっていくゾウが、本当に自分をネコだと思ったら、こんな展開になるのでしょうか。
ネコとゾウのカップルの行動が、思いきり笑わせてくれます。
さりげなく登場する作者と、要所要所に登場するニンジンキャラが楽しさを膨らませてくれます。

世界一ばかなネコといっても、ネコではなく、ゾウ。絵を見る限りではそうですよね。そんなネコが、いえゾウが恋をした相手とは？
ネコが大きくなりすぎたので引越しをすることになりました。そこで、素敵なお相手と、出会うのです。絵のつかい方がなかなか巧妙で、遊びを感じることができます。
表紙のネコの表情といったら、もうありませんね。あちらこちらで見かける、このにんじんの存在も見逃してはいけません。
最後の最後まで、遊び要素が満載です。未刊作品も、じっくりと見せていただきましょう。

どう見てもゾウなのですが・・・世界一ばかなネコの初恋のお相手は、何とネコ（こちらは、本物です）
でも、仕方がないですよね。
だって、「ネコ」だと言われて育ったのですから。
ゾウとネコのじゃれあう様子は、かわいかったです。

このお話に出てくるゾウがネコって言われているのがうちの子はず〜っと気になっていました！！ゾウが自分の事をネコって勘違いしているのか、飼い主がネコって教えたのかわからなかったんだけど、とにかく、ねことゾウのカワイイコンビがかわいいお話でよかったです。

　震災で、多賀城市に住む息子のＧＦちゃんへバレンタインデーのお返しを送れずにいました。
　ライフラインはまだまだですが、ＧＦちゃん一家の安否の確認もでき、ほっとしています。
　震災前に立ち寄った書店で、あのネコの表紙絵に再会し、「出たぁ〜！」と小さな絶叫。
　エスプリのきいた「世界一ばかなわたしのネコ 」に出会い、バシュレさんに傾倒しているわたしとしては見逃せません。
　タイトルの“恋”にビビッと来て、この作品もクッキーと一緒に贈ることにしました。

　さて、あのばかなネコ（ルックスはどう見てもゾウそのもです）が、恋を。
　お相手は、正真正銘の猫。
　この二人のアツアツぶりが、ほのぼのとして愉快。
　
　表情豊かなばかなネコの暴走振りを楽しんでください。
　それにつけても、バシュレさんの絵の説得力。
　いせ先生の素敵なの訳文と共に、絵の中に描かれている深遠なエスプリが見事です。
　あのばかなネコのマスコットのニンジンのぬいぐるみといい、作中の飼い主の絵の作品といい、巻末の未刊作品の数々の表紙絵といい、さらに各見開き隅々に愛情を注ぎ作られている作品だと思います。

　カバー折り返しを見て、なななんと２作目「わたしのネコが小さかったころ 」が既刊していたのですね。
　何とも不覚でした。
　早速手を尽くし、このルックスがゾウにしか見えないばかなネコの出生の秘密を紐解いてみたいと思います。