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おじいさんならできる」 みんなの声

おじいさんならできる 作・絵:フィービ・ギルマン
訳:芦田 ルリ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1998年06月
ISBN:9784834015270
評価スコア 4.84
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みんなの声 総数 44
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44件見つかりました

  • いろいろ楽しめます

    読み終えての第一印象は、『ヨセフのだいじなコート』?
    って思っちゃいましたがちょっと違うところを発見。

    各ページが建物2階と、地下のそれぞれの生活の様子や
    ブランケットの行方をリアルタイムで描いてます。
    細かく見ていくと、本当におもしろい!
    そして、おじいさんの温かな愛情をいっぱい感じますね〜
    ホントに素敵な関係。

    それから、ヨゼフの妹さん?がいつも持ってる
    毛布。こちらも同じようになにかに変身するのかしら?

    ラストには、なくしてしまったボタンの行方もわかりますね。

    隅々まで見て、いろいろ楽しむことができました♪
    我が家にも、こうして受け継がれて大切にできる何か
    あるかな?思わず、探してしまいました (^◇^)

    投稿日:2007/03/10

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  • リサイクルのすばらしさ

    • ぽた子さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子9歳、女の子4歳

    おじいさんが作ってくれたブランケットに包まれて育ったヨゼフ。
    ブランケットがやぶれてしまったけど、捨てたくない。
    おじいさんなら、なんとかしてくれると頼むと、
    素敵なジャケットにつくり変えてくれました。

    そして、今度は、ジャケットが小さくなるとチョッキにというように、
    次々、作り変えてくれるのです。
    4歳の娘は、「おじいさん、素敵!」と大喜び。

    次は、どんなものに変わるのかと、わくわくします。

    ハンカチで最後かと思いきや、なーるほど・・・です。

    それから、絵本の挿絵が、楽しくて、
    家に床下に住む、ねずみさん一家の生活も描かれています。
    少しづつ変化する、ねずみさんのおうち。
    「わ〜、ここでもリサイクルだ」と息子。

    そう、昔は、母の服から子供の服を作ったりしていたんだよね。
    物を大事にすることは、
    それに込められた思い出も大事にすることなんだよね。
    私も、実践できるといいなと思いました。

    「だいすきだった、アービン・ハーシホーンおじさんへ」と書かれているから、
    実在のおじいさんだったのかも知れませんね。

    投稿日:2007/02/22

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  • 原題も素敵ですね

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子15歳、女の子13歳、女の子11歳

    ヨゼフがあかちゃんだったとき、おじいさんがブランケットを作ってくれました。ヨゼフが成長するにしたがい、そのブランケットはおじいさんの手によって、いろいろな物へと形を変え、最後はすてきなボタンになります。そのボタンがなくなってしまうのですが、ヨゼフはその思い出を残す方法を考えます。

    このサイトで知って、是非読みたいと思っていたところ、新たに立ち寄った図書館でめぐり会いました。
    みなさんが言われるように、絵の隅々まで楽しめます。特に床下のねずみ一家の生活は、思わず顔がほころびます。

    幸いにも我が家は三人娘で、下の二人はおねえちゃんのお古を文句も言わずに着てくれるので、とても助かります。残念ながら、私が不器用なため、おじいさんのように形を変えて、リサイクルすることはできませんが、最後は雑巾かクッションにまでは使います。
    そのせいかどうかは分かりませんが、娘たちもこの本にはいたく感激しておりました。とくに、なくしたボタンを見つけた末娘は「あったぁ、あったよぉ」と狂喜乱舞。(実生活でも、このくらい必死に物をさがしてくれ、と心の中で私は叫びました。)

    物を大切にすることは、心を大切にすること。
    改めて教えられました。
    「SOMETHING FROM NOTHING」 原題も素敵ですね。

    投稿日:2006/12/06

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  • 対照的な素敵な作品

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    ていねいな美しい絵にうっとりです。
    先日同じ内容のお話しをコラージュ作品にしている
    「ヨセフのだいじなコート」を読みましたが、
    こちらの作品も違った楽しみがあってとても素敵でした。
    ヨゼフの大事なブランケットを次々に作り変えてくれるおじいさん。
    おじいさんのやさしい人柄が伝わってきて、こちらまでやさしい気持ちになります。
    ねずみ一家のサイドストーリーもさりげなくてとてもいいです。
    ストーリーも絵もじっくり堪能したい作品です。
    わかりやすい文章なので小さいお子さんでも楽しめますよ。

    投稿日:2006/11/13

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  • おじいちゃんを崇拝する子供心

    • ホートンさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子5歳、女の子4歳

    偶然、図書館で借りたのですが『ヨセフのだいじなコート』と同じ話なのですね。どちらも味がありますが、こっちの絵は床下に住んでいるネズミの様子が細かく描かれていたりして楽しいです。家族?が靴を作っていたり、家事をしていたり、家の外に物売りが来たり、生活の情景がそっくり絵になっています。こっちの主人公は赤ちゃん〜小学生?ですが、すぐに「おじいちゃんなら できる」と祖父を頼る様子が子供心をよく表現していると思います。子供って「忙しい」とか「面倒くさい」とか言わず、無条件に自分の言うことをきいてくれる祖父母が大好きですものね。おじいちゃんはいつでもスーパーヒーローです。

    投稿日:2006/07/27

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  • 見えなくても受け継がれるものがある

    お年寄りと子どものお話って、美談になりがちですが、ここに登場する大人たちはそこにとどまらせていません。
    全編におじいさんからのプレゼントの青いブランケットが形を変えながら、男の子の成長を見守ります。最後はとうとうなくなってしまいますが、あじいさんのこころはどうでしょう、男の子の最後の誇らしげな顔に表されている気がします。それにつけても、おかあさんの対応がおもしろい。捨てましょうねって言い続けているんです。生活の中って、結構こういう場面があるんじゃないでしょうか。
    絵本の下の方に描かれて、ずっと進んでいるもう一つの世界、子どもたちには全く説明せずに読み聞かせていましたが、ちゃーんと分かっていました。

    投稿日:2006/06/24

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  • じっくりと楽しみたい絵本

    • じゃっどんさん
    • 30代
    • ママ
    • 沖縄県
    • 女の子7歳、男の子5歳

    お話の小道具を使った「お話」にも良く似たものがあります。この絵本はお話も、もちろんすてきですが、絵もなかなかです。借りるよりは買ってじっくり何回も繰り返し楽しんだ方がいいかもしれません。本文のお話以外にも絵だけのお話が楽しめます。

    投稿日:2006/05/18

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  • 素敵なブランケットの行方

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    ヨゼフが赤ちゃんの時におじいちゃんが縫ってくれた素敵なブランケット。
    大きくなって古くなっても、おじいちゃんところにも持って行けば、
    ジャケット、ベスト、ネクタイ、ハンカチ、ボタンに大変身!
    そしてラストにヨゼフ自身がした究極のリサイクル!?
    繰り返しのリズムのおはなしに、
    おじいちゃんの愛情が優しい絵からあふれてきます。
    そして何といっても、そこここにあるサブストーリーが秀逸です。
    家の様子もさまざまなことを語ってくれますし、
    二階では妹の誕生も伺えます。
    床下ではねずみの一家が端切れを利用して住んでいます。
    どうぞ隅々まで広がるさまざまなお話を楽しんでください。

    投稿日:2006/04/20

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  • たくさんのストーリーがあります。

    おじいさんの心のこもった贈り物を大切にしてくるヨゼフ。
    そしてそのヨゼフの思いに応えるおじいさん。
    素晴らしい信頼関係がそこにあり、家族の温かい幸せを感じられるお話です。

    そしてこの絵本は、ヨゼフとおじいちゃんのやりとりだけでなく、2階のお部屋やおばあちゃんのいる部屋の様子、外の通りの様子、そしてそして床下の物語が描かれています。文章では語られていませんが、挿絵によって色々なストーリーが展開されて、またそれがとても興味深いです。

    そして妹さんもヨゼフのと同じように白い雲の模様はいった青い毛布をもっています。同じような物語が始まる予感がちらほら。大人が読んでも楽しめる絵本です。

    息子は息子で次に毛布が何に変身していくのワクワクしていました。
    そしてヨゼフがボタンをなくしてしまったときは、息子も一緒にしょげていました。
    でも、発見。ボタンはきちんと再生されていたのです。
    どこで?そうねずみのお宅で。
    何度となく読んで、絵を隅々までみて発見しました。その時の息子はとっても嬉しそうでした。
    家族愛、モノを大切にする心、モノをリサイクルしていく大切さなど色々なことがつまっています。

    そしてたぶんこのお話は作者のおじいちゃんのお話なんでしょうね。

    投稿日:2006/03/17

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  • 舞台は東欧だそうです。決してお金持ちではない家の息子のヨゼフは素晴らしい家族に囲まれ愛されて成長していきます。大好きなおじいさんが作ってくれたブランケットを相当おおきくなるまで、形を変えて身につけていきます。その間にヨゼフはお兄ちゃんになっています。地下にネズミが住む二階建ての家は人々の行き来があって、動くドールハウスのようです。家の前の通りにも色々な職業の人が行き来しています。小さかったヨゼフの成長の物語、そしてこのお話しの誕生が描かれています。ボタンを諦められないヨゼフにお人形を差し出している妹が健気です。同時に床下のネズミの一家の物語もしあわせな場面でステキだと思います。じっくりと絵を読みたい絵本、の1冊ではないでしょうか。

    投稿日:2006/02/19

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