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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

おじいちゃんの家」 みんなの声

おじいちゃんの家 作:ヘレン・V・グリフィス
出版社:佑学社
税込価格:\1,430
発行日:1988年05月
ISBN:9784841605273
評価スコア 4.33
評価ランキング 16,100
みんなの声 総数 2
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    絵本ナビのレビューが気になってさがしてしまった絵本です。
    少女のジャネッタが、生まれて初めての列車旅行。
    おかあさんの故郷におじいさんを訪ねます。
    自然がいっぱい、いなかのぬくもり、そしてとてもウィットにとんだおじいさんとの楽しい話です。
    とぼけているのか、ホラ吹きなのか、自然体のおじいさん。
    おじいさんのホラに困ったようでいて、おかあさんととても仲がいいおかあさん。
    ほのぼのとした気分になれる絵本でした。

    今村葦子さん。児童文学者なだけに、子どもの心にしっくりくる翻訳だとおもいました。
    あきのしょういちろうさんの訳にくらべて、まろやかな感じがしました。
    後半でジャネッタがいろいろなものに名前を付けていきます。
    多分あきのさんの方が本文に忠実なのだと感じたのですが、こういうところのアレンジが行き届いている感じでした。
    ところで、おじいさんの家にあった蜂の巣は、スズメバチで良かったのでしょうか。

    投稿日:2010/07/15

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  • おじいちゃんと孫娘はよき相棒

    夏休み、ジャネッタは汽車に乗って母さんと旅に出る。
    向かう先は初めて訪れる母さんの実家―おじいちゃんの家。
    おじいちゃんの家の何もかもが気に入らないジャネッタだが…。

    おじいちゃんと孫とが自然と心を通わせあう様子が描かれていく。

    おじいちゃんが語る「星が落ちてきた話」がいい味を出している。
    星を空まで送って帰ってきたロバについて、おじいちゃんは
    「(ロバは)しばらく考え深げにしておったよ」と言う。
    こんなフレーズを口にするおじいちゃんが小粋でかっこいい。

    お互いにとって、相手は自分を受け入れ、違う価値観を示してくれる良い相棒。
    年の離れた2人の間に流れる「共犯」のような感覚がとても素敵である。

    この2人を描いている姉妹作『おじいさんのハーモニカ』もある。


    この本を出版した佑学社は倒産してしまい、現在絶版となっている。
    改題・改訳をした『おじいちゃんのところ』が童話館から出版されたが、こちらの佑学社版の方が訳がウィットに富んでいて、おじいちゃんの魅力が存分に発揮されている。
    再販を期待したい。

    投稿日:2010/06/25

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