長男が図書館で借りてきました。
錬金術師(いろんな物を金に変える実験をする人)のベーデさんには2人の息子がいました。兄は父以上の錬金術師を目指す自信家。弟は家畜と遊ぶのが大好きなおっとり者。兄は弟をバカにしていて、あまり仲のよい兄弟ではありませんでした。
ある日、両親が1週間ほど留守にした時、禁じられていた実験室に入った兄は、失敗して虫ぐらいに小さくなってしまいます。それでも、弟にあれこれ指図していばっている兄。でも、弟の方は小さな兄がおもちゃのようで楽しくて仕方ありません。このまま小さいままでいてくれたら・・・。
なかなかおもしろいです。
最後はハッピーエンドなのですが、兄がいばらなくなったかと言えばそうではないらしいし、相変わらずけんかしてるところが、かえって自然ぽくていいですね。(人間、そう簡単に変われませんからね。)