ジャーン!
インパクトのある表紙に図書館で出会い、
興味をひかれて借りてきました。
子供たちって、こういう絵に反応しますね。(笑)
ジュール(男の子ブタ)は
隣の家のジュディ(女の子ブタ)が好き。
でも実はジュディは
いつも臭くてハエのたかっているジュールが大嫌い。
ある日、2人(2匹?)は森で
オオカミに捕まってしまいます。
いざ、オオカミに食べられるという時、
ジュールの意外な機転で
2人は難を逃れるのです!
その機転とは…?
ヒントは絵本のタイトルです。
そして、中川ひろたかさんの
「さつまのおいも」にも通じる、
もう一撃が加わるのです。
そのあたりは読んでのお楽しみっ♪
私はこの絵本を読んで、テレビで拝見した
ジャズ歌手の綾戸智絵さんのエピソードを
思い出しました。
アメリカに住んでいた頃、夜遅くに
暴漢数人に襲われかけた綾戸さんは
とっさの機転で白目をむいて叫び、
おもらしをしたのだそうです。
すると、彼女を囲んでいた暴漢は
驚愕して走り去っていったのだとか。(*^m^*)
とっさの判断で身を守ったところに
この絵本との共通点を感じます。
ところで、この本の作者の絵本作家デビューの話と
訳者の方が面白いと思いました。
作者のアラン=メッツさんのデビューのきっかけは
カフェでトミー=ウンゲラーを見かけ
自分のスケッチブックを見せたことなのだそうな。
(トミーは数々の有名な賞を受賞した仏の絵本作家)
それがきっかけで編集者が紹介されたと書かれている。
また、訳者の伏見 操さんは餃子店を営むかたわら、
絵本の翻訳や紹介をされているのだとか。
フランス語の堪能な餃子店主って、かっこいい!o(≧∇≦)o