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かさをささないシランさん自信を持っておすすめしたい みんなの声

かさをささないシランさん 作:谷川 俊太郎
絵:いせひでこ
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,282
発行日:1991年
ISBN:9784652042106
評価スコア 4.55
評価ランキング 6,634
みんなの声 総数 21
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  • 谷川俊太郎さんが「自由へのねがい」(アムネスティ・インターナショネル紹介映画)
    絵本化されるに当たってもいろいろなことがあったのですね。 いせひでこさんの絵はすごいもがあります(彼女の絵は心に残りますね)

    タイトルの「かさをささない シランさん」 おもしろいな〜そんな思いで手に取りましたが・・・・
    深〜い話でした 
    子供には少し難しい内容かもしれませんが 中学生くらいの人ならすごく深い話かもしれません
    人はそれぞれ 違っています。 お国柄でも 文化の違いでも 食べるものも 価値観もそれぞれ違うのですが、人間として大事な事は大きくは変わらないことも多いように思います!

    この絵本のシランさんは かさをささないからから 捕まり 牢獄に入れられてしまうのですが・・・・
    えっ!  そんなことで・・・・なぜ? 
    今の世界の中でもいろんな 価値観の違いで争いが絶えません。 今の日本では、民主主義が 自由が守られる様になって来ているので シランさんのようにはならないと思いますが・・・しかし 「一番恐ろしいのは どろぼうもない ひとごろしでもない ひとのあたまにかくされた(かんがえ)というものだ」
    この言葉は深いものがあると思いました!
    この絵本を通して 人は 価値観の違いで排除するような事はないような 世の中であってほしいと思いました

    投稿日:2011/05/12

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  • ごく普通の日々の落とし穴

    この絵本に描かれているシランさんの生活は、決して他人事ではありません。
    ごく普通に生活して、人の苦しみについてはどうしてもよそのことにしてしまっている自分です。
    ところがある時、突然と身に覚えのない理由、理不尽な理由で不幸が訪れたらどうなるのだろうか。
    かさをささないことを、思想統制の拠り所にする辺りは痛烈です。

    シランさんは、今まで身近にいた人から切り捨てられます。
    ごく日常にあった人間関係のもろさに、とても恐怖感を感じます。

    シランさんの知らない人たちから、支援のメッセージが届きます。
    この本がアムネスティ活動から発信している故です。
    しかし、シランさんには届かないような話で終わっているような気がします。

    カバーを見ると、この絵本は苦労の結果の産物ようです。
    伝えたいことを、如何に伝えるか。
    伝わったかどうかは良く分かりませんが、とにかく痛烈な物を感じて心に残りました。

    この絵本での発見は、いせひでこさんの絵です。
    今まで、絵に心象風景を象徴的に描いた作品を見てきたので、これほどストレートな絵を見てびっくり。
    いせさんの絵もグサリときました。
    子どもには少し高度かも知れません。

    投稿日:2009/12/04

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  • 無関心ではいけない

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子14歳、女の子12歳

    白地に黒い角ばったギザギザのタイトルの文字に、「んっ、これはただものではないぞ!」という気配を感じます。そして、ドキドキしながら、ページをめくっていくことになります。

    シランさんの何気ない日常生活を描いているだけなのに、どうしてドキドキするのでしょう。
    シラン見ているテレビに映るとおいくにのやせこけたこどもたちや、つみもないのにろうやにいれられているひとたちは、私たちの生活のなかでもよく見聞きすることです。
    私たちはシランさんと何の変わりはないのです。

    しかし、突然、シランさんは「かさをささない」という理由だけで捕まってしまいます。これがドキドキの原因だったのです。
    幸いにも、「今」は私は「かさをささない」という理由で捕まることはありません。しかし、世界のどこかでは、シランさんのように理不尽な出来事が起こっているのです。

    「無関心ではいけない」この本から学ぶことです。
    小学校高学年のクラスで読みあって、話し合いをすると良いのではないかと思います。

    投稿日:2009/05/29

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  • 本当にそう思います

    “ほんとうに おそろしいのは
    どろぼうでもない、
    ひとごろしでもない、
    ひとのあたまにかくれされた
    <かんがえ>というものだ”

    この一文を読んだ時 本当にそうだと
    何か心に突き刺さるような鋭さを感じました。
    この谷川さんの鋭い文章にいせひでこさんのイラスト。
    さらに怖さが増大します。

    どこかの国で起きている理不尽な戦争などは
    決して対岸の火事だと思ってはいけない。
    そう思わせてくれたすばらしい絵本だと思います。

    投稿日:2009/06/12

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  • 無関心という怖さ・・・

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子17歳

    アムネスティー・インターナショナルには、すてきな安野光雅氏のはがきがあり、他にもCardとか購入し、微力ながら協力していました。
    同封されてくるパンフレットを読むと、本当に自分のしていることは、微力すぎるなぁ・・・と思いながら。

    いせひでこさんの絵ということで、気になって図書室にリクエストして、今日届きました。

    重いです。

    非常に考えます。

    思春期に読んだら、どういう風に感じられたのか・・・

    息子にも薦めてみようかと、思っています。

    投稿日:2009/05/26

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  • 冤罪を作るのは、人間。

    • ちゅら。さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子12歳

    息子の中学校図書室にありました。
    気になる絵本だったので、公立図書館で借りました。

    仕事は有能、人望も厚く親切な青年、シランさん。
    ある日、突然投獄されてしまいます。
    《みんなと違うことをした》という罪で。

    何十年か前には、きっと日本にもあったこと。
    そして、今も無いとは言いきれません。
    世界に目を向けたならば、独裁者が、組織が・・
    明らかに同じようなことを行っているのでしょう。

    知ろうとしない者、知っているのに無関心でいる者が、
    そんな冤罪を作り出すことに荷担しているのです。

    なぜ、中学校図書館にこの絵本があったのか、よくわかりました。

    息子に読んで聞かせました。

    「かさをささなかっただけなのに?」と、実感が湧かない様子。

    「図書の貸し出しが始まったら、自分で借りて読んでみなさい」と言いました。
    まず、知ろうとすることから初めて欲しいと思います。

    投稿日:2009/05/07

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  • 知らんさん

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    ちょっと怖いお話だと思いました。
    みんなと違うことを考えただけで敵とみなされ、牢屋に入れられるシランさん。
    現実、傘をささなかったからという理由で囚われることはないと思うのですが、それに似たようなことはあるかも・・・と考えてしまいました。
    周りとちょっと違うことをしたりすると、それだけで目を付けられる。
    何かあったときに真っ先に疑われる。
    そういったことは、この今の社会でもあると思います。

    このシランさんの名前。
    「知らん」からきているのでしょうか?
    傘を差すことがこの国では常識だということを「知らん」だった彼。
    捕まる前には、世の中の様々な苦しみ、無実で囚われる人がいることの理不尽さに、まさに「知らん」だった彼。
    「知らん」の怖さを見せ付けられた思いです。

    深く考えさせられる絵本でした。

    投稿日:2009/03/24

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  • 心をひりひりさせながら考える

    • ぴょ〜んさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子4歳

    絵本を読むときは、愉しさや感動をもとめている私ですが、この本は、ちょっと違う。
    好んでは読まないけれど、時にはこういう絵本も読んでおくと
    私のあっさーい思考に幅と深みを与えてくれる。
    いつか私の子どもたちにも、このような本をよみ、心をひりひりとさせながら、
    いろいろなことを自分で考える体験をしてもらいたい。

    投稿日:2008/10/14

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  • そんな理不尽がまかり通るなんて!

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子16歳、女の子14歳、女の子12歳

    とても読みたかった本でした。

    ごくごく普通のサラリーマンのシランさんがある日突然逮捕されてしまいます。
    理由は雨の日に傘をささないから。
    そして裁判を経ることなく、牢屋に入れられてしまいます。

    「アムネスティ・インターナショナル」という、罪なく囚われている普通の人々に、国境を越えて手紙を書くという活動をしている人権団体を紹介する本です。

    怖いのは、考えが違うから犯罪者であり牢屋へ入れても構わないという考えと、その事に対し世の中の人々が無関心でいる事。
    私にできる事…を考えさせられる本です。

    中学生の娘は、一度読んだだけでは理解ができませんでした。
    ですので、アウンサン・スーチーさんの例を挙げ、説明しました。
    それでも、現代日本に生まれ育った彼女には難しかったかもしれません。
    理解できるまでくり返し読んでほしい本です。

    投稿日:2007/10/13

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  • 鋭くて痛い本

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    シンプルな表紙と、谷川俊太郎:作に惹かれて、軽い気持ちで手に取ったのですが、読み始めると、物凄く濃い内容でした。
    かなり重く、しんどくなってしまいそうな展開でもあるのですが、決して嫌な気持ちにはならず、食い入るように本の世界に入り込んでしまいました。
    アムネスティ・インターナショナルを紹介する本なのですが、一番の問題点は、こういう事実に多くの人が無関心であるということです。
    この本は、そのあたりをかなり鋭く突いてきます。
    私自身も恥ずかしながら無関心だった一人なので、読みながら、かなりちくちくと胸が痛みました。
    何か行動を起こすところまでいかなくても、こういう事実があるということを知り、無関心の恐ろしさを感じとって、わが身を振り返ってみることができる絵本です。
    子どもでも十分に感じることができると思います。

    投稿日:2007/06/06

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