カレーライスが食べたくなる、摩訶不思議な作品です。
主人公の男の子が急にカレーライスが食べたくなって、
お母さんにおねだりしたら、その様子を見ていた周りの人々まで、
次々とカレーライスが食べたくなるのです。
一見ナンセンスな展開なのですが、次々と食べたくなるのがカレーライスというのは、
妙に説得力があります。
そう、実にありふれたメニューでいて、でも、食べたくなるという感覚は
誰にでも共感できそうです。
ほら、もう、カレーライスの匂いや食感が蘇ってくるでしょう?
そして、所狭しと描かれた商店街や町の様子には突っ込みどころがいっぱいの
サブストーリーが。
つのださんの他の作品の登場人物らしき方々も特別出演でしょうか。
幼稚園、小学校あたりでは、子どもたちの反応が楽しみです。