新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

新刊
どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本

  • 全ページ
  • ためしよみ

100万回生きたねこ」 絵本紹介サイトの声

100万回生きたねこ 作・絵:佐野 洋子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1977年10月
ISBN:9784061272743
評価スコア 4.62
評価ランキング 3,832
みんなの声 総数 302
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 教室で4年生に読み聞かせたとき、はたで聞いていたら、「おぶいひもが首に巻きついて死んだ」というところで爆笑。「死ぬのなんか平気だった」というところで「すげぇ」とこれまた爆笑。笑うところじゃないんじゃ・・・? と複雑な気持ちでした。

    あとで聞いたところでは、この話をとても悲しい話として受け止めていた子が多かったようす。大人にはこの猫が最後にはとうとう幸せをつかんだんだということがわかって、充実感と満足感を覚えることができるのですが、子どもにはそこまで読み取るのは無理なのではないかと思いました。

    読み聞かせ講座の講師の方に聞いても、この話は低学年には向かないとのこと。低学年には人生に肯定感の持てる、真にハッピーエンドのものを与えて欲しいとのことでした。私もそう思います。この話はむしろ中学生以上から大人にかけての人が読むといい絵本なのではないでしょうか。

    投稿日:2003/09/10

    参考になりました
    感謝
    6
  • あまり絵本には興味のない主人が、初めて自ら手に取り読んだ絵本。そして私がはじめて絵本を読んで、感銘を受けた絵本です。絵本って子どものためのものだと思っていたのですが、大人にこそ読んでもらいたい、そういう絵本もあるのですね。
    このとらねこは、野良猫になって初めて、飼われていた時には味わうことができなかった、愛するということを学びます。自分をまず愛し、そして誰かを愛するということを学ぶのです。どんなに立派な王様に飼われていても、船乗りで世界中を旅しても、味わうことが出来なかった思い。それが愛するということ。

    自分が死ぬということで、涙を流してもらうことはあっても、自分が泣くということを知らなかったとらねこも、白いねこの死によって、初めて悲しみということを体験します。とらねこが白いねこを抱きかかえ、「おんおん」と天を向いて泣いているさまに、私は、本当にグッと心をつかまれてしまったのです。「ねこはもう、けっして生きかえりませんでした。」という文章ととらねこのいた場所に咲いている花の絵。この余韻がまた想像力を膨らませてくれる。まだ娘には理解できないかもしれない。でもきっといつか、このとらねこの100万年の一生について、語り合ってみたいな。

    投稿日:2003/11/05

    参考になりました
    感謝
    0

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた / もこ もこもこ / おまえ うまそうだな / としょかんライオン / ブルーノ / だれのせい?

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

全ページためしよみ
年齢別絵本セット