7つあったおもちを、おじいさんとおばあさんが1つずつたべていきます。
1年生の3学期に読み聞かせをしましたから、
「あといくつ」の問いかけに元気な声が返ってきます。
最初から、1つ余って取り合いになることは予想がつくのでしょう。
ニヤニヤしている子、「そっか、だんまりくらべするんだ。」なんてひそひそ声も聞こえてきます。
おじいさんとおばあさんがだんまりくらべを始めた時に、どちらが
先に喋っちゃうと思うか聞いてみると、俄然おじいさんが多いのです。
確かに、この年齢、男の子のほうがお喋りです。
先生に注意されるのもほとんど男の子。
なるほどな〜と、変なところで感心しながら読み進めます。
ねずみが登場して、泥棒が登場する頃には、みんな息を詰めて絵本に集中しています。
決着がついた時には、「ふ〜っ。」と息を吐き出す音まで。
こんなに読み聞かせに向いている本はないと思うのですが、絶版と聞きました。残念です。