ちょっと地味で、淡々とした絵本ですが・・・
私も、次女も(二人して、大のねこ好き♪)すっかりはまりました。
丸まって寝てる姿が、シジミ貝に似てるから「シジミ」と名付けられたねこの、ささやかな日常を、ねこの目線で、ねこの語り口で描かれた絵本です。
いやあ、作者の和田誠さんも、かなりのねこ好きなんじゃないでしょうか?!
ねこを飼ったことのない人には、きっとわからないだろうな〜という、マニアックな描写が多く、笑っちゃいました。(例:「ポリポリ」も好きだけど、同じ種類のが続くと飽きる。)←まさに、実家のねこがそうでした〜!
泥棒を目撃しても、ヤカちゃん(リチャード・ウィルバー作「番ねずみのヤカちゃん」)のように追い出して、大手柄というわけにもいかず・・・そこがまた、ささやかな日常でいいんですよね♪
シジミのことを、勝手に名前を変えて「フジサキさん!」なんて呼ぶ、お母さんがとってもお茶目で気に入りました♪
普通の人には、どうってことのない絵本かもしれませんが、愛猫家の人はぜひ読んでみて!きっとツボにはまりますよ〜♪