図書館の「大きな大きな紙芝居大会」での読み聞かせの中の一冊。
ちょっと長めのお話でしたが、読み手の方の上手なこと。
物語にのめりこんで、子供と一緒に楽しんで聞けました。
山奥で息子の帰るのをじっと待っているおじいさんのもとに、
化けるのがへたなたぬきが、お腹をすかしてやってきます。
当然へたな化けっぷりに、思わずふきだしてしまいましたが、
寂しいおじいさんにとっては、心の慰めになったのでしょう。
何度も何度も化かされてあげるのです。
なんとも微笑ましい二人のやりとりでしょう。
滑稽ですが、ほのぼのとしたはなしに、ほっと心が温かくなります。
ちょっと長めの幼年童話の部類に入るのでしょうか?
絵本が物足りなくなってきたお子さんにいいと思います。
我が家でも、今度は本を借りてきて読んでみたいと思います。