8歳の息子と読みました。
前に読んだ「ペンギンたんけんたい」と同じ、
エンヤラドッコイで始まるたんていだん。
今回は砂漠に降り立ったようで、
「ペンギンは砂漠で生きていけるのかな?」と
最初からちょっと不安そうな息子でした。
前回と同じような感じで、
ペンギンたちに他の動物がついていくのですが、
でも前作よりももっと、深イイ話に仕上がっていました。
人は誰でも、後ろめたく思っていることの一つや二つあるもの。
「たんていだん」と聞いて、
自分が過去に犯してしまった過ちを調べにきたのかと、
心中ドキッとしながらも、正直に思い出す動物たち。
実はたいした事ないことでも、
自分の中では、「悪いことしたな。」と心の中で思っていたことが、
次々と、明らかになっていきます。
読み終わった後に息子に、
「もしペンギンたんていだんが来たら、この動物たちのように、
思い当たる後ろめたいことって、ある?」と聞くと、
見事に一件、白状した息子。
でもここは、動物たちにならって、
正直に白状したことを褒めてあげました(笑)。
今回は、ペンギンたちよりも、他の動物が注目される一冊でした。