8歳の息子と読みました。
ノーベル平和賞を受賞したパキスタンの少女、
マララさんの演説から始まります。
「学校へ行きたい。」と言って、頭を銃撃されたマララさん。
普段、「あ〜学校行きたくないな。」なんて軽く言ってる息子は、
勉強したいと声を上げて銃撃される子供がいることに、
非常に衝撃を受けていました。
後半部分は、作者の石井さんの写真と、解説。
やせ細った体を道路に横たえている子供。
学校へ行かずに働いている子供。
シャツ一枚で、くつしたもはかずに立っている子供。
こうした写真のひとつひとつが、ぐっと心に働きかけてきます。
学校にいけて当たり前の息子には、
また、毎日仕事をしていて当たり前の私には、
意識していないと、忘れてしまう現実です。
学校にいけたり、
仕事があって子供を学校に行かせることができるのは、
当たり前だと思ってはいけないんですね。
日本に住んでいて学校にいける私たちが、
学校で勉強して、少しでも地球に住むこどもたちが
いい生活ができるように、
一人ひとりがそう思って学校に行って勉強すれば、
きっと少しずつ、よくなっていくよね。
私も、仕事やだなぁなんて言わずに、
少しでも誰かのためになるように、仕事しないといけないんだよね。
そう息子と話しました。
こどもだけでなく、
大人の方も、「学校」を「仕事」に置き換えて、
読んでいただきたい一冊です。