子どもの遊び歌がベースの絵本だそうです。
お父さんとこども4人が、クマ狩りに。
クマ狩り?ん?
そうか、そんな勢いで元気よく冒険ごっこをするお話か、と読みました。
お母さんはあまり歓迎しない冒険の数々。
草滑り、川渡り、ぬかるみ歩き、…、…。
お父さんならではのダイナミックな冒険。
こどもたちがお父さん贔屓なのがわかりますね。
クマが、ヌッと出てきて、「え゛〜〜〜。」。
読んでる私たちも、必死に逃げてる気分を味わいました。
冒険の数々を逆走するコマ割が、スピード感を出しています。
最後のページは、「そんなびしょ濡れ、泥んこで、そんなとこにもぐらないで!」と叫んでしまいそうになった私は、嫌われお母さんですね。
遊び歌なので、とてもリズミカルな文。
6歳当時の息子は、
“うえを こえては いかれない。したを くぐっても いかれない。”
がお気に入りでした。
昨夜、読み返し、見返しの哀愁あふれるクマの様子に、「残念そうな後姿だね〜、遊びたかったんだろうな〜、ふふふ。」
子供たちが、生き生きと遊び楽しんでいることがよく伝わってくる躍動感あふれる一冊です。
言葉を楽しみ、絵を楽しんでください。