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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

おばあちゃんは木になった」 大人が読んだ みんなの声

おばあちゃんは木になった 作・写真:大西 暢夫
出版社:ポプラ社
税込価格:\2,200
発行日:2002年05月
ISBN:9784591072417
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,345
みんなの声 総数 10
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  • 記録絵本ですが、重々しくはありません。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子10歳

    とても味わいがある写真絵本でした。
    この絵本の舞台は岐阜県揖斐郡徳山村。日本最大のダムを建設することになった予定地で、ぎりぎりまで住んでいた村のお年寄りたちのところへ、写真家大西さんが何度も訪ね、友情をはぐくみながら丹念に撮っていった記録絵本です。

    記録絵本ですが、重々しくはありません。子どもたちがじゅうぶん読める内容です。

    「ダムのために村をなくす」とかいう意味が分からない年代には、まだ、早いかもしれません。
    そうですね。小学校の高学年以上、中学生や高校生のお子さんたちにぜひ、こういった絵本を手に取ってもらいたいなと、思います。

    村に最後まで残っていたお年寄りたちは、
    自然に与えられたものを大切にして、けして便利ではなかったけれど(電気やガスがない場所)、
    自給自足の生活をし、自然に感謝しながら生活していました。

    この絵本を読み終わって、人間として、心の洗濯をしてもらったような、いい気分になりました。
    きっと、たぶん、人間って、こんな風にして生きるのが、一番素敵なのかな…。
    今、横で中学生の娘が気にしているので、読ませてみようと思います。

    投稿日:2010/04/16

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  • 人間の生き様に感動します

    「ハハハハハハ。 今日もええ天気やな!」 はつよさんのいちにちのはじまり  笑顔が百点満点です
    徳山村は岐阜県揖斐郡にある村です  昭和62年 藤橋村と合併して 地図から消えたとあります
    私は知りませんでしたが  大西暢夫さんが この村に通い そこに住む人々の写真を撮って この絵本にしてくださり 感動しました

    ここの村を生涯愛して 独りで住んでいた はつよさんや 司サンゆきゑさんたち  トチの実をだいじにしていて   みんな この村を愛しているのがわかります
    しかし この村は廃墟となり 家が壊されたときの気持ちを考えると 涙が出ますね・・・・

    そしてこの村で命を終え  トチのみの木となって 生きているのがすごいな〜

    ジジババといえども すごい! 人生の重みを  生き方のすばらしさをこの絵本から感じました

    どちらかというとおとなの人が感動する写真絵本かなとおもいますが 子どもたちにも 機会があれば 見てほしいです

    タイトルもいいですね〜

    投稿日:2015/05/02

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  • 生きる活力が沸く絵本

    社会人として働き始めた年に購入し、結婚後の新居にも持ってきて、子どもを産んでからも半年に一度くらいの頻度でながめている絵本です。

    ダムに沈んだ村の記録写真なのですが、そこに生きてらっしゃる方の笑顔が素晴らしいです。「元気をもらえます」なんて薄っぺらく聞こえてしまうほど、深い歴史を背負って生きてこられた方々の日常の記録です。

    「頑張れ」「頑張ろう」という言葉はありませんが、最後まで読む度に生きる活力をいただいています。

    投稿日:2011/11/26

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  • 私はこの本を読ませて頂いて、とても感動しました。これは何よりも生きるパワーを与えてくれます。この本は岐阜県の徳山村の写真絵本ですが、そこに生きる人々の笑顔があまりにも素晴らしいと思いました。そしてあらためて、生きることの素晴らしさを教えてくれたと思います。こんな本は何度も繰り返し、読みたくなります。

    投稿日:2022/08/03

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  • 愛着のある、誇れる故郷

    2002年刊行。岐阜県の徳山村はダム建設のため、村人は別の地域に移っていた。それでも建設までの時間を住み慣れた場所で暮らすために戻ってきた人たちがあった。ガスも電気もない地域で、昔ながらの暮らしを楽しむジジババを取材した写真絵本。

    一見不便そうな生活に見えるのに、ジジババたちは元気に楽しく暮らしている様子が印象的だった。昔から生きるためにあたりまえにやってきたことをそのまま続けているだけなので、至って元気でストレスもなく、楽しそうなのだ。
    掘っ立て小屋で暮らし、手作りのお風呂で一日の疲れをとり、日が沈んだら寝る生活。お客さんが来たら、あるものでもてなし、お互いの家を行き来しておしゃべりするのが最大の娯楽。
    私のジジババの若いころもそうだったとか。(大正生まれ)

    ダムに沈んだ村、というと悲惨なイメージがあった。
    本書には詳しく書かれていなかったが、いろいろなことがあったと思う。愛着のある故郷を失い、見知らぬ場所で慣れない生活をする村人たちの気持ちを思うと、やりきれない。
    しかし、現状を受け入れ、精一杯、時間いっぱい、楽しく暮らそうとする姿が美しかった。
    日々生きることはどういうことかを考えさせられる。
    幸せであることは、どういうことかを考えさせられる。

    生活が便利になることは、どういうことか。しっかり現実を見なければならない。

    投稿日:2022/02/24

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  • 心に残る写真絵本

    大西さんの写真絵本に感動しっぱなしでした。語りかけのような言葉にも、白黒写真にマッチしていて素朴で純真な言葉にも、徳山村の暮らしに満足して、水の神さま、光の神さま、山の神さま、土の神さま、木の神さま、そしてご先祖に感謝して生きて来られた人々に感動しっぱなしでした。いつまでも心に残る写真絵本に出会えたことにも感謝したいと思いました。

    投稿日:2017/08/24

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  • 「ここで土になる」から
    大西さんの作品が気になり
    これもじっくり読んでみました

    2003年度日本絵本賞
    全国学校図書館協議会第26回選定「よい絵本」

    とのこと
    出逢ってなかったのが残念!
    「ここでー」は熊本
    こちらは、福井

    場所は違っても
    自然に畏敬を持って生活していらっしゃる方々が
    存在していて
    先祖からの教えを実直に守っていることに
    感心してしまいます

    生活の便利、不便さよりも
    1日1日の生活の尊さとは何なのか
    を、教えてくださっているように思います

    “豊かさ”とは?

    改めて、問いかけられているように思います

    「トチの実」の扱いって
    とても大変なことを知識では知っています
    でも、実際にやったことがありません
    面倒くさいーとは思わないのでしょうね

    感謝する気持ちーも見習いたいです

    ダムに沈んだ村
    表紙、裏表紙はくっきりあざやかなカラー写真です

    中は、白黒写真
    白黒ならではの、皆さんの表情とかに
    味わいがあります

    あとがきも、素敵です

    悲しい・・・では終わらない
    実際あったことで
    大西さんの十年に及ぶコミュニケーションが
    豊かだったことが、よく伝わってきます

    「自然 いのち ひと」シリーズとのこと
    これは、是非出逢ってほしい
    絵本の域ではもったいない本です

    ほしい・・・なぁ・・・

    投稿日:2016/05/23

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  • 自然と生きる

    ダムに沈むことが決まっている村の、写真です。
    ドキュメンタリー番組を、見ているような感覚になりましたね。
    村の自然の恵みを受けて、都会にはない豊かな暮らしを送っていたと思います。
    土地の神に感謝している姿が、印象に残ります。

    投稿日:2014/05/22

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