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ふしぎなやどや」 大人が読んだ みんなの声

ふしぎなやどや 文:はせがわ せつこ
絵:いのうえようすけ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1990年06月15日
ISBN:9784834010398
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,452
みんなの声 総数 20
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  • 三娘子

    たびあきんどの趙が、三娘子の宿で泊まった時に、不思議な光景を目にしました。朝食のそばもちを食べた途端、一人残らずロバにされてしまいました。三娘子が、ロバたちを裏庭に追い立てると、客のお金や荷物をすっかりせしめてしまったのを見た趙は、一月あまり立ってから三娘子の宿にやってきて、三娘子にそばもちを食べさせてロバにしてしまいました。今まで沢山の人をロバにした罰で、ロバを死ぬまで働かせようとした趙ですが4年の月日が流れると、老人が現れると「これは、いろいろ悪いことをしたが、おまえさんにかかって、随分長いこと苦労したようだ。もうこれくらいで、許してやってくださらんか」と、不思議な老人に助けられてロバの口から飛び出した三娘子は、深く老人に頭を下げるとどこかに走り去ってどこへいったのか誰にもわからないという中国の昔話でした。最後まで不思議な話でした。

    投稿日:2018/11/22

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  • 三娘子のふしぎな手箱が気になります。

    • てんぐざるさん
    • 50代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子22歳、女の子18歳

    子どもの頃、このお話を子ども向けのラジオドラマで聞いて、とても怖ったのを覚えています。
    馬になってしまう美味しいソバもち(私が聞いた時はお饅頭だった気がします)って、いったいどんな味がしてるんだろう。とか、
    三娘子のふしぎな手箱に入っている小さな人たちの世界って、どうなっているんだろうとか、思ったものです。

    この絵本では中国に伝わるこの昔話を井上洋介さんの絵で力強く表現されていて、とても面白いです。
    文は長谷川摂子さんなので、声に出すと心地よい日本語になっています。
    こういう話に触れると、中国の術師や仙人といわれていた人たちは、ほんとにすごい力を持っていたんだろうな〜と、思わずにはいられません。

    投稿日:2018/05/13

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  • 深い印象を残す絵本

     いのうえようすけさんの ゆらゆらとした絵が、「『ふしぎなやどや』のお話の不思議な感じをよく表していると思いました。そして、町のざわめきや一癖ありそうな宿屋の客たちの雰囲気、宿屋の女主人の奇妙な様子が絵本の中からこちらに迫ってくるようでした。

     夜中、女主人、三娘子が繰り広げる妖しい不思議な出来事。私も主人公と一緒に そっと覗き見ているようで、ドキドキしてきました。勧善懲悪的なお話ではあるのですが、最後、三娘子は悔いるわけでも謝るわけでもなく、走って逃げていきます。読後、なんだか ぽかんとしてしまいました。こういうのは大陸的なのかしら?走り去る三娘子の表情がちょっと恥ずかしそうな感じで面白いです。

     子どもの心に深い印象を残す絵本だと思います。

    投稿日:2017/01/31

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  • 図書館で、とある絵本を探している時に、『ふしぎなやどや』という題名に興味をおぼえ手に取ってみると、いのうえようすけさんの絵がとても魅力的だったので、借りてきました。

    本を読んでみると、昔、故夏目雅子さんが三蔵法師訳で、堺正章さんが孫悟空役、主題歌はゴダイゴが歌っていたドラマ「西遊記」を思い出しました。彼らの旅も、よくこの本にあるような宿とかで妖女に出くわし、苦しめられることが多々ありました。

    絵本の中の三娘子、とても美人ですね。そしてよく働くとなれば、たしかにみんな泊まりますよね。でも、ロバに変えられてしまうとは! 怖い怖い。中国の昔話をたまに読んでみるのもなかなかいいですね。

    投稿日:2015/11/22

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  • 中国の唐の昔話で 板橋の三娘子(河東記)というお話です

    この 「ふしぎなやどや」は長谷川摂子さんの再話です
    井上洋介さんの絵が このお話をぐんと引き立てているのです。
    宿屋の看板娘の 三娘子はきれいな顔で、客を手厚くもてなすのですが不思議な女だったのです
    趙という若者が たまたま 泊まった夜に 見たのです。
    この 三娘子が 不思議なことをしてそば粉を作るところを、なんとこのそば粉のもちを食べたものは ろばになってしまうのです(趙は食べなかった)

    一月後に 再び訪れて、べつの店でかった そばもちを持ってきて、三娘子を騙すのです
    逆に騙された、三娘子は ロバになってしまうのです
    三娘子のなまめかしい姿は ロバになるのですが その絵が すごい迫力がありました
    趙は、そのろばにのって 旅をするのですが  中国の山々の雄大さが墨絵のようです!
    お話の結末は、仙人のような老人に頼まれ ロバの口からなんと 三娘子が飛び出てきて逃げていくのです
    何者だったのでしょう?(逃げゆく姿が何かしらユーモラスに描かれていて)

    中国の昔話のおもしろさを 味わいました。
    それにしても 三娘子が そば粉を作るところは不思議な光景でおもしろかったです

    長いお話ですが おもしろいので小学生に読んであげたいと思いました

    投稿日:2010/10/13

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