我が家には、古い岩波版の「ちびくろ・さんぼ」(昭和43年第17刷なんと¥180の)があり、まだ瑞雲舎から復刊される前に、レビュー投稿済みです。
さて、今回、瑞雲舎から復刊された方の「ちびくろ・さんぼ」を、4,5,6年生の各教室で読んできました。(もちろん、岩波版も持参して見せてきましたよ〜!)
アメリカでは、オバマ氏が初の黒人大統領となり話題になっていましたし、5,6年生は、先日「人権問題」について勉強したようなので、タイムリーなのではと・・・。
時間もあまりなかったので「おばちゃんが子どもの頃大好きだった絵本です。でも、黒人差別だと言われて、長い間絶版になっていました。そして2005年に復刊されました。どうしてこの絵本が差別だと言われたのか?どうして復刊されたのか?みなさんも考えてみてくださいね。」と、簡単に話してから読みました。(読んでから話したクラスもあります。)
どの学年も、さんぼととらたちとのやりとりにくすくす笑い、とらたちがバターになってしまうクライマックスではびっくりし、ラストの169枚に「すごい!」と感心しながら、喜んで聞いてくれました。
現代っ子たちが聞いても楽しいお話を、こうしてまた読める喜びをひしひしと感じました♪
本当に、復刊されてよかったです。
2のお話は、岩波版に載っていて知っているので、今度は「ちびくろ・さんぼ3」も見てみたいなあと思ってます。